同志社大学新島塾
「●●さんに聞いてみた-塾生」
「新島塾」ってどんなところ?どんな活動が印象深い?
何人かの塾生にインタビューを実施し、それぞれの言葉で語ってもらいました。
新しい仲間、学びとの出会いの場

私が新島塾に入塾したきっかけは、自分自身の興味関心に対して、文理の垣根を超えた視点からアプローチできる力を養いたいと考えたからです。現代社会の課題は一つの分野の知識だけでは解決できない複雑なものが多く、学問を横断的に捉える力が必要だと感じていました。そのような中で、新島塾の理念である「文理融合の学び」に強く共感し、自分の視野を広げたいという思いから入塾を決意しました。
実際に新島塾での活動では、文理の垣根を超えた仲間と出会い、互いに異なる専門分野や価値観を持ちながらも、一つのテーマについて真剣に議論を重ねました。理系の仲間からは論理的な思考の重要性を、文系の仲間からは物事の背景や人間の内面に迫る視点を学び、お互いに刺激し合う中で、自分一人では絶対に到達できないような学びを得ることができました。
特に印象に残っているのは、「合宿で鍛える知的基礎体力」と名付けられた夏の合宿です。「正義と良心」というテーマのもと、私たちは正義とは何か、良心とはなにかについて真剣に考え、夜遅くまで議論を交わしました。単なる正解を探すのではなく、自分自身の経験や価値観を見つめ直しながら、自分なりの正義を言葉にする過程は非常に刺激的であり、また難しくもありました。
新島塾では、佐藤優先生をはじめ、普段の大学生活では出会うことのない方々から直接お話を伺う機会があります。先生方の言葉には重みがあり、自分自身の甘さや未熟さを痛感する場面も多くありましたが、その一つひとつが成長への原動力になっています。
今後は、新島塾で培った学びと人とのつながりを大切にしながら、専門領域の枠にとらわれず、多角的な視点で社会の課題に向き合える人間として成長していきたいと考えています。そして、ここで得た学びや気づきを、社会に還元できるよう努力を続けていきたいと思います。
(新島塾第7期生・社会学部)
恵まれた環境で成長できる

私は高校生のときに先生から、「あなたの先輩が新島塾に入塾して学んでいるから、調べてみるといい」と教えてもらったことがきっかけで、新島塾のことを知りました。そして1年生のときに合宿の体験参加をしました。そこでは周りの知識量や授業内容の濃さに驚きましたが、「迷ったらやる」という自分の信条に従い、2年生になって入塾しました。
入塾して一番実感したのは、高等教育をしっかりと身につけるためには、自身の専門分野以外のことに対しても積極的に学んでいかなければならないということです。そして、そのためには勉強の仕方、本の選び方や読み方を教えてくれる先生と、教えあいながらともに高めあう仲間が必要であるということも強く感じました。
今年度の合宿前には、課題図書を塾生同士で輪読し理解を深める輪読活動があり、私はそのリーダーに立候補しました。輪読とは、複数人で1冊の本を最初から最後まで、順番に声に出して読んで内容を理解する学習方法です。リーダーは自分の担当するグループで、内容を分かりやすく教える役割を担うため、合宿の数か月前から事前準備を始めました。実際に教える立場になると、自分がわかったつもりになり、内容をしっかりと理解できていなかったことや、誰かに教えるのは簡単にはできず、時間もかかるということを実感しました。しかし長期間にわたって同じ本に深く向き合う経験をしたことで、忍耐力や集中力が身についたと思います。
現在は、必修プログラムである万葉集からの学びや数学入門だけでなく、ユングの『心理学と錬金術』や『マッキンダーの地政学』、さらにロシア語など、多くのことを学んでいます。学部の授業以外にこれらをこなすのは大変だと感じるときもありますが、先生や一緒に頑張れる仲間がいるので続けることができています。一見関係のないような分野でも、過去に学んだこととの違いや類似点が隠れていることがあり、それを見つけられると自分の成長を感じます。
これからも、大学生という限られた時間を有効に活用するため、自分の専門の学問以外にもさまざまなことに興味を持って学んでいきたいです。
(新島塾第7期生・心理学部)
自分を超えることができる環境

私は文理の壁を超えた総合値の獲得や「問い」を自分たちで設定し解決策を考え実践できることに魅力を感じて新島塾に出願しました。実際に参加してみると、学部が異なる学生で構成されており、自分が興味を持つ専門分野も学べることを知りました。
入塾して最初の頃は、今までぶつかったことのない壁が常にあり、超えるために模索をする毎日でした。
グループ・ディスカッションでは、周囲の知識量に圧倒され、幅広い分野の課題図書を基に扱うテーマに対して、複合的な視点で考えることができませんでした。
そんな中、自分の壁を超えるための方法が新島塾の中にあることに気付きました。例えば、必修プログラム以外にも、さらに学ぶ意欲を持つ塾生が主体となって企画し、様々な先生の協力のもと実施している「読書クラス」「文章表現力向上クラス」があります。前者では「グランゼコールの教科書」を通じてフランスのエリート層が持つ基礎知識を、後者では人に伝わる文章構成について学びました。その過程で、徐々に自分自身の中で学びの手法が確立されていき、最初は興味が湧かなかった分野でも、思い切って挑戦してみることで「さらに知りたい」と興味を持てるようになりました。
新島塾は学部だけでは体験できない知的刺激に溢れています。そして、新島塾はなんと言っても「機会」に恵まれています。入塾しなければ決して会うことができなかった素晴らしい方々に出会えた貴重な経験ができました。私は、入塾して良かったと心から思います。
(新島塾第6期生・社会学部)
仲間と学び合える環境

私が新島塾に入塾した理由は2つあります。
1つ目は、自分の学部以外の学問にも興味があったからです。私は知的好奇心が強く、さまざまな学問について触れてみたいという思いがありました。実際に新島塾ではさまざまな学問を扱っています。私は入塾してから国文学や神学、経営学、地政学等の世界を覗きました。どれも刺激的で、自分の視野が広がったように思います。
2つ目は、仲間を見つけるためです。大学生になって遊ぶのが楽しい友達はできましたが、一緒に学び、互いに高め合うことのる仲間はできませんでした。新島塾の体験参加をした際に勉強意欲が高く、積極的に発言する先輩の姿を目にし、新島塾で私の理想とする仲間に出会うことができるのではないかと思いました。入塾するまでは他の塾生と仲良くなれるのか不安もありましたが、ワークショップや臨地研修、3泊4日の夏合宿などを通して徐々に仲良くなることができました。いつしか私の中で塾生は友達とは違う、切磋琢磨できる仲間だと思えるようになりました。塾生はそれぞれ学部が違うので、自分の専攻を担当して勉強を教え合うこともあります。
私は新島塾に入塾できて、そして一生物の仲間に出会えて、本当に幸せだと感じます。勉強できる環境に感謝しながら、これからも仲間とともに貪欲に学び、将来社会に恩返しできるよう精進します。
(新島塾第6期生・経済学部)