最終日の3日目は、チャペルでの礼拝から始まりました。「狭い門の先に」という題で、神学部の杉田俊介先生による説教が行われました。千利休が茶室に設けた狭い入口である「にじり口」の逸話から、肩書を超えた人同士の関わりについて示されました。身分の高い武士も、刀を茶室の外に置き、頭を下げて入る「狭い門」。その先に、私たちが目指すべき人との関わり方があると説きました。
礼拝の後には、理工学部の多久和英樹先生による「現代の社会課題の例から考える環境問題」と題した講義が行われました。北陸新幹線の関西方面への延伸問題をテーマとし、JR・関西・北陸・国といった具体的な当事者の立場を想定したディベートを実施しました。第三セクター化による地元負担割合の増加や、舞鶴ルートを採択した場合の収益性、地元の観光の活性化など、多角的な視点が話題に上がり、盛り上がりを見せました。しかし、資料を精読し、事実に基づいた議論をするという点においては、まだまだ課題があると、多久和先生から指摘がありました。
限られた時間の中で、最大限の準備を尽くして議論に臨むという姿勢の重要性を再確認させられました。
2つ目のセッションでは、新島塾塾長である小原克博学長、エネルギー総合工学研究所理事長の寺井隆幸氏、新島塾コーディネーターの後藤琢也副学長、多久和先生による総括が行われました。最後には塾生も交えて、「地球環境の未来」と「学問に向き合い深く探究する意味」について白熱したディスカッションが行われました。
寺井先生は、「人新世」における不公平性の問題や将来世代に対する期待について語りました。「過去の事実は変えられない。けれど、未来の行動によって結果の意味を変えられる。大切なのは、どう一歩を踏み出せるかだ」と、塾生に激励の言葉を送りました。
後藤副学長は、「知識は体を通して本物になる。理論は実物を見ないと完成しない」と、五感を通して観測し続けることの重要性を強調しました。
そして、小原塾長は、立教大学との間で行われたサマーキャンプの話題を通じて、経験から学ぶ大切さを述べました。都会ではなかなか体験できない、星々を見るといったキャンプでの経験の話をもとに、身体的な経験の重要性を語りました。
今年度の新島塾の夏合宿は、昨年度とは趣向を変えて、読書をひたすら重ねることよりも、生の経験を重視した合宿となりました。塾生一人ひとりが、知識を詰め込むだけでは得られないような新しい視点を得る機会となりました。
(事務局・高等研究教育院事務室)
当日の写真は、フォトギャラリーでも掲載しています。
今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第7期生 佐藤さん(文化情報学部)
新島塾第7期生 鎌倉さん(理工学部)
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8月29日(2日目)の午前は、1日目に引き続き、柴田一成氏と花山天文台の運営に携わる方々による講義でした。
【1日目の様子はコチラ】
太陽観察のフィールドワークを行う予定でしたが、悪天候のため中止となりました。その代わりに、普段はなかなか触れる機会のない天体望遠鏡の組み立てを体験することができました。実際に組み立てることで、天体望遠鏡の仕組みの理解が深まるとともに、重量感も体感することができました。また、実際の観測データを用いて太陽の大きさを算出するグループワークでは、塾生同士が協力しながら挑戦し、多くの塾生が試算に成功しました。
続いて、柴田一成氏による天文学セッションの総括が行われました。特に強調されていたのは以下の2点です。
環境問題を考える際に、太陽の活動の長期変動を考慮しなくて良いのか
スーパーフレアが発生した場合、地球環境や社会にどのような影響が及ぶのか
今年の合宿のテーマは「地球環境問題と良心」です。多くの人は環境問題というと、地球温暖化に代表されるような地球内部の問題として捉えがちです。これに対して、本セッションでは宇宙にまで視野を広げ、環境問題について考える機会となりました。これまでにない視座を得られた有意義な学びとなりました
休憩後の15時からは、エネルギー総合工学研究所理事長・東京大学名誉教授である寺井隆幸氏による「エネルギー資源問題と良心 ―個人として、社会として、世界として―」と題した講義が行われました。課題図書は、一般財団法人エネルギー総合工学研究所編著『未来エコ実践テクノロジー 図解でわかるカーボンニュートラル ~脱炭素を実現するクリーンエネルギーシステム~』(技術評論社)と、斎藤幸平著『人新世の「資本論」』(集英社新書)の2冊でした。
講義では、寺井氏ご自身の経歴に加え、エネルギー資源問題や地球環境問題、カーボンニュートラル全般についてお話しいただきました。またご自身の経験を踏まえて、「人生に正解はありません。自分がやりたいことの軸は大切に、興味のあることは挑戦してみることが大切です。未来の行動によって、過去の結果の意味は変わってくるのです。」と語られました。そうすることで、何かのきっかけに繋がるかもしれないし、「頼り合う」のではなく「支え合う」という理想的な人間関係を構築できる、と語っておられました。
また、講義全体のまとめとして、「脱炭素を実現するためには、二酸化炭素だけの問題ではなく技術システム、グリーン成長、脱成長という3つの側面(需要・経済・技術)をどのように組み合わせるかが重要」と話されていました。例えば、(「本当に必要な生産と消費は何?」「再エネや水素、原子力の使い方は?」)といった視点が示されました。その上で、脱炭素は二者択一で実現できるものではなく、それぞれが役割を分担しながら成り立つものであると結論づけられました。
講義終了後の夜の自由時間には、塾生は寺井氏や後藤副学長、多久和先生と将来や夢について思い思いに語り合いました。普段はお会いする機会の少ない先生方と交流できる貴重な機会となりました。塾生同士の親交も深めることができて、充実した楽しい時間を過ごしました。
(事務局・高等研究教育院事務室)
当日の写真は、フォトギャラリーでも掲載しています。
今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第7期生 樽谷さん(社会学部)
新島塾第7期生 鹿野さん(商学部)
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同志社大学新島塾は、2026年8月28日(金)~8月30日(日)の2泊3日、同志社びわこリトリートセンター(滋賀県大津市北小松)にて、宿泊プログラム「合宿で鍛える知的基礎体力」(以下、夏合宿)を実施しました。
夏合宿1日目は、小原塾長による講義「地球環境問題と良心」(90分+議論30分)から始まりました。講義では、産業革命による工業化の始まりを地球環境問題の出発点と位置づけ、銅需要の急増をめぐる歴史的経緯なども紐解きながら、近代から現代に至る歩みを学びます。そのうえで、人権や温室効果ガス、戦争といった一見異なるテーマが地球環境問題と密接に結びついていることが示されました。地球規模のマクロな課題と、一人ひとりの命というミクロな視点を往還しながら考えることの大切さが説かれ、新島塾のテーマである「良心」を軸に、地球環境問題を多角的に捉える視点を学ぶ機会となりました。講義後の質問・議論の時間には、「良心」とはどのような性質を持つものなのかという問いをはじめ、テクノロジーの発展や月面探査の可能性など、多岐にわたるテーマについて活発な意見交換が行われました。
続くセッションでは、株式会社堀場製作所代表取締役会長の堀場厚氏を講師に迎え、「ターニングポイントにある日本~変革していく時代にどう対処していくべきか~」と題した講義(75分+議論30分)が行われました。
講義では、変化の激しい時代を生きる私たちに向けて、「チャンスは与えられるのを待つのではなく、自ら掴みに行くもの」という力強いメッセージが語られました。また、知識を身につけることの重要性を認めながらも、「知識だけがすべてではない」とし、自らの独創性を育むためにこそ、幅広い経験や学びが必要であることが示されました。
また受験勉強などを通じて、本来「なぜ学ぶのか(Why)」と考えるべきところが、「どのようにすれば達成できるのか(How to)」へと変わってしまうこともあるのではないかという指摘は、参加者一人ひとりが自身の学びや将来を見つめ直す契機となりました。
企業経営においても、数字そのものを目的として「作る」のではなく、企業として何を実現したいのかを追求した結果として数字が「ついてくる」ものだという考え方が示されました。変化の激しい時代における企業経営者としての実践知に触れ、参加者は熱心に耳を傾けるとともに、自らの生き方やこれからの社会との向き合い方について、改めて考える機会となりました。
夜には、京都大学名誉教授の柴田一成氏による天体観測が予定されていましたが、悪天候のため、天体観測は室内での講義へと変更されました。
講義では、理系・文系という枠組みにとらわれず、幅広い分野に関心を持ち、双方を理解することの重要性についてお話しいただきました。また、近年観測されている星の異変をはじめ、宇宙で起きているさまざまな現象についても解説していただきました。
織姫と彦星といった私たちにとって身近な星の物語から、恒星の誕生と進化、そしてその一生に至るまで、親しみやすいテーマと専門的な内容を行き来しながら、宇宙の奥深さに触れることのできる時間となりました。
講義では、さまざまな天体の画像や映像を用いながら、その都度わかりやすい解説が加えられました。普段は目にすることのできない宇宙の姿を知ることで、参加者にとっては、まるで新しい世界をのぞいたような新鮮な体験となったのではないでしょうか。
予定されていた星空の下での天体観測は叶いませんでしたが、柴田氏のお話を通して宇宙への理解を深めるとともに、専門分野の枠を越えて広く世界に目を向けることの大切さを学ぶ、貴重な時間となりました。
■新島塾について
同志社大学では、良心教育を継承しながら、文系と理系の垣根を越え、総合知を備えた次の時代を担う人物を養成するための教育プログラムとして、2019年度に「同志社大学新島塾」を開校しました。選抜を経て入塾した少人数の学生だけが参加できる独自の学びの課程の中でも、夏合宿は各界のトップクラスの講師陣から直接学び、質問や対話ができる貴重な機会となっています。
今年度の夏合宿は2泊3日の日程で行われ、2日目には太陽観測などのフィールドワークや、エネルギー総合工学研究所理事長・寺井隆幸氏による講義、3日目には社会課題をテーマとした講義や総括セッションが行われました。
(事務局・高等研究教育院事務室)
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今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第6期生 中村さん(グローバル・コミュニケーション学部)
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オンサイト実習は、同志社大学とダイキン工業株式会社との連携事業の一環として実施しています。同志社大学グローバル・リソース・マネジメント(GRM)の理念である「現場を訪れ、現地で現実に触れる」ことを重視したプログラムです。
文系・理系、学生・社会人という枠を超えて、大学院共通科目(アドバンスト・リベラルアーツ科目群)の「On-site Group Work Introduction」および「On-site Group Work」で、本学大学院生とダイキン工業の若手社員が共に学びます。
2026年9月4日、今出川キャンパス良心館において、2026年8月にベルギーで実施したオンサイト実習の成果報告会を開催しました。
本報告会では、実習に参加した学生・社会人が、現地での調査・視察を通じて得られた知見や考察について、グループごとに発表を行いました。今年度は実習参加者以外にも公開したため、次年度の受講を検討する学生や過年度の受講者、教職員に加え、ダイキン工業TICの関係者にもオンラインで多数参加いただき、実習成果の共有と活発な意見交換が行われました。
実習期間中、参加者は持続可能な社会の実現に向けて、行政、企業、大学、市民コミュニティなどの多様な主体がどのような役割を担い、相互に連携しているのかを以下のように多角的に学びました。
・EUにおける政策形成の現場視察
・企業の環境・気候変動対策への取組の調査
・カーボンニュートラルな都市設計や市民参加型のまちづくり事例の調査
・大学内のサステナビリティ推進組織や研究・教育活動の視察
参加者は、それぞれの組織が有する制度的・技術的・社会的アプローチを比較しながら、環境問題への対応が単一の主体によって成り立つものではなく、多様な主体の協働によって推進されていることを学びました。
成果報告会では、参加者が3つのグループに分かれ、現地調査から得られた知見を整理・分析した成果を発表しました。
各グループは、行政機関や大学による制度設計・政策推進といった「トップダウン」のアプローチと、市民やコミュニティによる主体的な行動や社会的実践といった「ボトムアップ」のアプローチが相互に補完しながら機能している点に着目しました。そして、持続可能な都市や社会を実現するためには、いずれか一方ではなく、多様な主体が共通の目標のもとで協働するガバナンスの仕組みが重要であると提言しました。
さらに、ベルギーで得られた知見を同志社大学の教育・研究活動やキャンパス運営にどのように応用できるかについて提案を行いました。環境配慮行動の促進、学内コミュニティの活性化、部署横断的な連携の強化、カーボンニュートラルに向けた組織の連携と協創など、大学を持続可能な社会の実践の場として位置付けるための具体的な提案が示されました。
本報告会は、海外での実地調査を通じて得た知識を単なる理解にとどめず、自らの所属する組織や地域社会への応用可能性を検討する機会となりました。また、異なる専門分野や経験を有する参加者同士が協働して課題に取り組むことで、持続可能性に関する社会課題を複眼的に捉える重要性を確認する場にもなりました。
各グループからの発表後に、会場では発表ポスターを用いたギャラリーウォーク(※)により、さらに活発な質疑応答・意見交換が行われました。今後のさらなる学びの継続や取組が期待される、実り多い報告会となりました。
最後に、ダイキンヨーロッパ社を含め、実習の準備段階から多大なご支援をいただいた皆様に、心より感謝申し上げます。
※ギャラリーウォーク:教室内を歩き回りながら発表展示を見たり、意見を交わしたりする対話型学習方法
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グローバル・リソース・マネジメント(GRM) 「次の環境」協創コース |
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オンサイト実習は、同志社大学とダイキン工業株式会社との連携事業の一環として実施しています。同志社大学グローバル・リソース・マネジメント(GRM)の理念である「現場を訪れ、現地で現実に触れる」ことを重視したプログラムです。
文系・理系、学生・社会人という枠を超えて、大学院共通科目(アドバンスト・リベラルアーツ科目群)の「On-site Group Work Introduction」および「On-site Group Work」で、本学大学院生とダイキン工業の若手社員が共に学びます。
オステンドでは海岸から北海の洋上風力発電の風車を見学しました。海上に広がる風車群を前に、再生可能エネルギーへの転換が進むベルギーの取組を実感しました。
その後、ダイキンヨーロッパのオステンド工場を訪問し、ヒートポンプ製造ラインや自動化設備、カーボンニュートラルの実現に向けた取組を視察しました。
また、工場内で製品紹介を担当いただいたTim氏の住宅を訪問しました。 Tim氏宅には、ダイキンのヒートポンプシステム「Daikin Altherma」が導入されており、プロパンを冷媒とした製品を導入されていました。見学を通じて、既存のラジエーターなどの設備を大きく変更することなく、従来のガスボイラーからヒートポンプへ切り替え、暖房・冷房・給湯を統合しながら脱炭素化を実現できる可能性について学びました。さらに、エネルギートランジションは政策や企業の取組だけでなく、市民一人ひとりの設備選択や住まいの改修によって支えられていることを実感しました。
最終日は European Commission を訪問し、EUの気候変動対策や脱炭素政策について学びました。2050年カーボンニュートラルの実現に向け、欧州グリーンディールを中心とした包括的な政策が推進されており、環境政策と経済・産業政策が一体的に進められていることを理解しました。 続いて JETRO Brussels を訪問。EUにおける脱炭素政策や各種規制に関する最新動向を調査・分析し、日本企業へ情報提供を行う拠点としての役割について説明を受けました。欧州の政策動向が日本企業に与える影響や、脱炭素化が新たなビジネス機会を生み出す可能性について理解を深めました。
最後に House of European History を見学し、ヨーロッパ統合の歴史やEUの政策形成プロセスについて学びました。加盟国間の協力を通じて共通の課題に取り組む仕組みを構築してきた経緯を学び、現在の気候変動政策の背景への理解を深める機会となりました。
今回のオンサイト実習では、研究開発、エネルギー、都市計画、政策など様々な観点から、欧州における気候変動対策とクリーンエネルギーへの移行について学びました。現地での視察や関係者との対話を通じて得られた知見をもとに、9月の成果報告会では、各グループがベルギーでの実習を通じて見出した課題や学びを踏まえ、カーボンニュートラル社会の実現に向けた提案を行います。
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グローバル・リソース・マネジメント(GRM) 「次の環境」協創コース |
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オンサイト実習は、同志社大学とダイキン工業株式会社との連携事業の一環として実施しています。同志社大学グローバル・リソース・マネジメント(GRM)の理念である「現場を訪れ、現地で現実に触れる」ことを重視したプログラムです。
文系・理系、学生・社会人という枠を超えて、大学院共通科目(アドバンスト・リベラルアーツ科目群)の「On-site Group Work Introduction」および「On-site Group Work」で、本学大学院生とダイキン工業の若手社員が共に学びます。
2026年8月16日から23日にかけて、ベルギーを舞台にオンサイト実習を実施しました。
今年度は 「Climate Actions and Clean Energy Transition in the European Union: Collaboration and Co-creation toward a Carbon Neutral Society」 をテーマに、欧州における気候変動対策やクリーンエネルギーへの移行について学びました。
気候変動が深刻化する中、脱炭素社会の実現は世界共通の課題となっています。本実習では、企業、大学、行政、市民など様々な主体による取組を視察し、カーボンニュートラル社会の実現に向けた協働と共創の重要性について考察しました。
ゲント大学内にある DENV Research & Development Center を訪問しました。世界で最も歴史のある建物の環境性能評価・認証制度であるBREEAM認証を受けた施設内では、騒音試験や気候環境試験が行われるテストルームを見学し、ヒートポンプをはじめとする空調機器の研究開発について学びました。欧州だけでなく、中東やアフリカなど地域ごとの環境条件に対応した製品開発が進められており、脱炭素社会の実現を支える技術開発の重要性を実感しました。
また、ベルギー連邦政府の経済省担当者より、ベルギーのエネルギー政策について、施設内で学びました。かつての「脱原発路線」から転換し、原子力と洋上風力の大幅拡大等の再生可能エネルギーを両輪に、エネルギー安全保障と脱炭素化を目指す最新の政策動向を知ることができました。
ベルギーは北海の沖合に、世界初となる洋上風力発電の送電ハブとなる人工島である「プリンセス・エリザベス・エナジー島(Princess Elisabeth Island)」の建設を進めており、ベルギー国内や欧州のエネルギーハブとしての役割強化を目指していることについて学び、2日目以降の実習へ繋がる学びとなりました。
ゲント大学で学生と教職員が連携してサステナビリティを推進する組織 Green Office Ghent を訪問しました。航空機利用の制限やベジタリアンメニューの推奨、自転車通学の促進、フェアトレード商品の活用など、大学全体で持続可能な社会の実現に取り組む様々な活動について学びました。
省エネによるコスト削減分をプロジェクトへ再投資する財源とする等の工夫、実験の結果を通じて合意形成を図り、政策化して組織への定着を図るという Green Office Ghentの実践は、持続可能性の高い取組であることを実感しました。また、制度や技術だけでなく、一人ひとりの行動変容がサステナビリティ推進の鍵となることも再認識しました。
100年以上の歴史のあるHam Power Plant を訪問しました。
かつては石炭火力発電所として運転されていましたが、現在は発電所で温めたお湯(約85~100℃)を市内へ循環させる地域暖房システムを運営するとともに、天然ガスを活用した熱電併給(コージェネレーション)によって電力と熱を効率的に供給しており、これらの取組を通じて、脱炭素社会への移行期を支える重要なエネルギーインフラとしての役割を担っていることを学びました。
また、風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーは発電量が天候や時間帯に左右されるため、電力系統の安定化を支える調整力が必要となり、同発電所では、その不足分を短時間で補うため、航空機エンジンをベースとしたガスタービン発電設備を活用していることを学びました。これらの設備は10~15分程度で起動でき、再生可能エネルギーの変動に迅速に対応する役割を果たしています。航空機エンジン由来の設備が都市の電力供給を支える規模のエネルギーを生み出していることを知るとともに、大型旅客機が離陸時に消費するエネルギーの大きさについても実感する機会となりました。
午後は Muide-Meulestede Living Lab を視察しました。ゲント北部に位置する同地区では、港湾・工業機能を維持しながら、交通の脱炭素化、緑地整備、省エネルギー住宅の導入などが進められています。この地区では小規模な連棟住宅が多く、個別ヒートポンプの導入に伴う騒音や設置スペース、初期投資負担などの課題があることから、地域熱供給(District Heating)を活用したエネルギー転換の可能性が検討されています。
また、住民、行政、大学、企業等が連携するLiving Labの枠組みを通じて、地域課題の解決と脱炭素化を両立する実証プロジェクトが進められており、カーボンニュートラル社会に向けた住民参加型の都市開発のあり方について学びました。
9月4日に開催される成果報告会では、現地実習を通じて見出した課題とその解決策について発表を行う予定です。
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8月8日の1・2限に、「読書から始まる知の探究」小山先生セッションの第9回学習を実施しました。
今回は、各班のこれまでの進捗の報告と、班ごとの内容のすり合わせを行いました。各班の進捗状況は以下の通りです。
どの切り口(人との関わり・システム・技術系)で産官学連携を取り上げるか、当初は方向性に相違がありました。話し合いを通じて方向性をすり合わせ、東北大学の東北メディカル・メガバンク機構をはじめ、産官学による取り組みが行われている施設を訪問する計画が決定しました。
伝統工芸を次世代へどう引き継いでいくかに着目し、後継者問題や保護のあり方、守り継ぐ人々の想いを軸に、七夕まつりや仙台の歴史を取り上げようと計画中です。七夕まつりを支える商工会議所に加え、助言を受けて商店街の方々へのアポイントメントも調整中です。今回は、文化資本班と協同の訪問先のせんだいメディアテークでの質問内容や班のスタンスを話し合いました。
地理的な条件や環境の違いによって、文化に触れられる機会にどれほど差が生じるのかに着目します。震災で被害を受けた地域の交通を支える市政関係者の方々にアポイントメントが取れ、当日の同行にご協力のご提案も頂いています。今回は、伝統文化班と協同の訪問先のせんだいメディアテークでの質問内容の方向性を固めました。
提案資料をもとに塾生の関心を確認しました。その結果、松島を
①伊達政宗が育んだ仙台の文化(瑞巌寺・五大堂)
②それ以前から松島が持つ歴史(雄島・日吉山王神社)
③松島の自然(海岸・遊覧船)
の3点から調査することが決定しました。
以上のように、行き先ではなく各訪問先で何をどう調べるかという学習内容の設計に議論を移し、班ごとに質問リストの作成や内容の整理を進めました。
特に重視されたのは、調査の方法やあり方です。観点として挙げられたのが、構造的な調査にするか非構造的な調査にするかという点です。構造的な調査は質問を定型化して比較しやすく客観的なデータを得やすいですが、非構造的な調査は相手に応じて柔軟に掘り下げ、想定外の気づきを引き出しやすい方法です。
どの班も非構造的な調査が中心となりますが、場面によっては構造的な調査も組み合わせ、より有意義なフィールドワークとなるよう準備を進めていきます。また、その前提となる学び自体も、さらに深めていきます。
(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第7期塾生 堀さん(文化情報学部)
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オンサイト実習は、同志社大学とダイキン工業株式会社との連携事業の一環として実施しています。同志社大学グローバル・リソース・マネジメント(GRM)の理念である「現場を訪れ、現地で現実に触れる」ことを重視したプログラムです。
文系・理系、学生・社会人という枠を超えて、大学院共通科目(アドバンスト・リベラルアーツ科目群)の「On-site Group Work Introduction」および「On-site Group Work」で、本学大学院生とダイキン工業の若手社員が共に学びます。
今年度のOn-site Group Workのテーマは、「Climate Actions and Clean Energy Transition in the European Union: Collaboration and Co-creation toward a Carbon Neutral Society」です。 8月に予定されているベルギー実習に向けた事前学習の一環として、今年もダイキン工業株式会社のTechnology Innovation Center(TIC)を訪問しました。
As part of the preparatory learning for the field study in Belgium scheduled for August, students participating in this year's On-site Group Work visited the Technology Innovation Center (TIC) of Daikin Industries, Ltd. The theme of the 2026 On-site Group Work is "Climate Actions and Clean Energy Transition in the European Union: Collaboration and Co-creation toward a Carbon Neutral Society." During the visit, students learned about Daikin's initiatives to achieve a carbon-neutral society.
TICでは、カーボンニュートラル社会の実現に向けたダイキン工業の取り組みについてご紹介いただきました。
特に印象的だったのは、社内外の多様な人々が自由に交流できる開放的な空間です。施設内には、部署や組織の垣根を越えたコミュニケーションを促進する工夫が数多く取り入れられており、Collaboration・Co-creationを通してイノベーションを生み出す環境づくりが実践されていました。
また、ソーラーパネルの設置や徹底したごみ分別など、環境負荷の低減に向けた具体的な取り組みについても学びました。TICは、n-ZEB(net Zero Energy Building)として省エネルギー性能を追求した施設であり、環境性能評価制度であるLEED-NC(New Construction)Platinum認証を取得しています。建物そのものがサステナビリティを体現しており、環境への高い意識と先進的な取り組みを実感することができました。
One of the most impressive aspects of the TIC was its open and collaborative environment, where people from diverse backgrounds, both inside and outside the company, can interact freely. The facility incorporates numerous features designed to encourage communication across departmental and organizational boundaries, fostering innovation through collaboration and co-creation.
Students also learned about Daikin's specific efforts to reduce environmental impact, including the installation of solar panels and comprehensive waste-sorting practices. The TIC itself is a model of sustainability. Designed as an n-ZEB (net Zero Energy Building) with a strong focus on energy efficiency, the facility has earned LEED-NC (New Construction) Platinum certification, one of the highest standards in environmental performance assessment. Through the building's design and operation, students experienced firsthand Daikin's strong commitment to sustainability and its advanced environmental initiatives.
また、ベルギー実習を前に、欧州で普及が進むヒートポンプ技術についても学びました。ヒートポンプは少ない電力で効率よく熱を移動させることで、化石燃料の使用削減に貢献する技術です。欧州では環境政策を背景に導入が拡大しており、ダイキン工業も技術開発を通じてカーボンニュートラル社会の実現に貢献しています。
In preparation for the upcoming field study in Belgium, students also learned about heat pump technology, which has been widely adopted across Europe. Heat pumps help reduce dependence on fossil fuels by transferring heat efficiently while consuming relatively little electricity. Supported by policies promoting decarbonization, their adoption has expanded rapidly throughout Europe. Daikin is contributing to the transition toward a carbon-neutral society through continuous technological innovation and development in this field.
今回の訪問を通じて、欧州の脱炭素化政策やクリーンエネルギーへの移行について理解を深めるとともに、企業が持続可能な社会の実現に向けて果たす役割について学ぶ貴重な機会となりました。
The visit provided a valuable opportunity for students to deepen their understanding of European decarbonization policies and the clean energy transition, while also gaining insight into the important role that corporations play in building a sustainable future.
今後、参加者たちは8月にベルギーで実施されるオンサイト実習において、今年度のテーマのもと、欧州での先進的な取り組みや政策について現地での学びを深めます。現地では、行政機関や企業、関連団体への訪問を通じて、脱炭素社会の実現に向けた具体的な施策や課題について理解を深める予定です。また、オンサイト実習で得られた知見をもとに、参加者はそれぞれの視点から課題を分析し、その解決策について検討を重ねます。そして、9月4日に開催される成果報告会では、現地実習を通じて見出した課題とその解決策について発表を行う予定です。
Participants will continue their learning during the on-site training program in Belgium this August, where they will engage with government agencies, companies, and related organizations to further explore advanced initiatives and policy approaches toward a decarbonized society. Drawing on the insights acquired through the program, they will analyze key challenges and develop potential solutions, the outcomes of which will be presented at the final presentation session on September 4.
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6月7日に垣見先生による万葉セッションの最終回として、臨地研修を行いました。京都駅から湖西線を利用し、近江高島、敦賀、武生を巡りました。
近江高島では、乙女ヶ池歌碑や大御船の歌碑をめぐり、琵琶湖周辺でどのような歌が詠まれたのかを学びながら散策しました。自然に囲まれたのどかな雰囲気の場所で、万葉の時代の人々がどのような気持ちで歌を詠んだのかを感じられる場所でした。
午後からは敦賀を経由し、福井県の武生へ向かいました。武生では万葉の里味真野苑と紫式部公園を訪ねました。
万葉の里味真野苑は、平城の都からこの地に流された中臣宅守と都で宅守を思う狭野弟上娘子の悲しい恋の歌の舞台として知られています。万葉集に歌われた植物に囲まれながら、二人の「相聞歌碑」を見学しました。
今回の垣見先生の万葉セッションでは、全ての回を通じて常に新たな視点を得るきっかけとなるものでした。
セッションが始まる前は「万葉集」や「植物」というジャンルに対して、漠然と難しそうでつまらないものだと思っていました。しかしながら、先生の解説とともに学んでいくうちに、その面白さがだんだんと分かってきました。
普段の生活で、これまで全く気にすることがなかったようなことにも目を向けるようになり、このような分野の学習は人生を豊かにするものだと感じました。
(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第7期塾生 川村さん(グローバル・コミュニケーション学部)
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6月27日の1・2限に、「読書から始まる知の探求」小山先生セッションの第7回学習を実施しました。今回は、全体訪問先の決定と各班の事前学習の報告を行いました。
1限目は、最初にフィールドワーク当日のスケジュールを確認しました。残りのセッションも少なくなり、今後は対面で活動する機会が限られています。そのため、授業外の時間をいかに有効に活用し、主体的に内容を深めていくかについて、塾生全体で認識を共有しました。
その後、全体訪問先について話し合い、「東日本大震災を学ぶ案」と、「現地の地理・文化について学ぶ案」に分かれました。それぞれの目的や学びの意義について意見を交わした結果、現地固有の地理と独自の文化を同時に深く学べる点から、全体訪問先は松島に決定しました。また、多くの塾生が積極的に発言し、互いの意見を踏まえながら話し合いを重ねたことで、異なる意見を尊重しながら合意形成を図る姿勢が養われました。
2限目には、各班がこれまで進めてきた事前学習の進捗報告を行いました。先生からは、フィールドワークにおける事前の徹底的な下調べが、現地での学びの質を左右するという点を、全班に共通して強調されました。事前に調べた内容を踏まえて質問することで、訪問先の方からより深い情報を引き出すことができると考えられます。訪問先の活動内容や意義といった基本的な情報に加え、文献やインターネットだけでは得られない気づきや新たな視点を得ることもできます。
今回のセッションでは、単にこれまでの事前学習を通して完成した内容を発表するだけでなく、その中で生じた疑問や課題を共有することの大切さも実感しました。悩んでいる点を共有することで、先生や他班から新たな視点や具体的な助言をいただき、自分たちだけでは気づくことができなかった改善点を見つけることができました。 これまでは、各自が資料や文献を調べながら情報を集めることが中心でした。これからは、今回いただいた助言を活かしながら事前学習をさらに深めるとともに、訪問先へのアポイントメントや当日の行程表作成、中間報告書の作成など、班全体で準備を進めていきます。今回の学びを活かし、より充実したフィールドワークとなるよう取り組んでいきます。
(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第7期塾生 大江さん(政策学部)
新島塾第7期塾生 前野さん(政策学部)
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同志社大学高等研究教育院では、これから大学教員を目指す大学院生のキャリア支援の一環として、「未来の大学教員養成講座(プレFD)」をオンデマンド学習と2日間の対面講座を組み合わせた集中プログラムとして開催しました。
本講座は、博士後期課程の大学院生が高等教育機関の教員として活躍していくための基本的な知識と技能を修得することを目的とし、授業づくりの考え方と方法、そして教員採用試験の心構えと方法を学ぶ機会として実施しました。また、異なる専門分野の研究者同士の交流・研鑽機会の場とすることを目指しています。
講師として、京都橘大学経営学部経営学科ならびに教育開発・学習支援室の准教授であり、日本高等教育開発協会の副会長や、日本私立大学連盟研修委員長も務めておられる西野 毅朗先生をお迎えし、教育開発の専門的視点から、実践的かつ丁寧な指導をいただきました。
Part1.日本の高等教育と大学教員
Part2.授業設計の基本
Part3.授業実践の基本
Part4.大学教員の役割とキャリア
オンデマンド動画によるインプットに加え、クイズやグループワークによる復習を通し、入門編の理解を深めました。
シラバス案や90分指導案の作成、模擬授業の実施、教員採用試験の心構えについて、個人ワーク、ペアディスカッション、グループディスカッション、グループワーク等の多様な授業手法の経験を通した、実践的な学びとなりました。生成AIを用いた実践と注意すべきポイントの具体的な提示は、時代に即した学びとなり、様々な相談を受け付ける「Q&A」においては、講師からの丁寧な回答により、参加者の疑問や不安の解消と将来展望に寄与しました。
また、受講者同士で昼食場所を案内する姿や連絡先を交換する姿から、校地を越えた交流が生まれた様子が見て取れ、コミュニティ形成にも貢献した講座となったと言えます。
以下の到達目標に対する自己評価として高い回答が参加者から次々と述べられ、他の大学院生に本講座を勧めたいと全受講者がアンケートに回答する満足度の高い講座となりました。受講者にとって価値ある時間となったことが伺えます。
本講座の修了者7名には、修了証明書が発行され、大学教員としてのキャリア形成に役立てられます。
①大学に関する基礎知識を理解している。
②授業設計に関する基礎知識と技能を身につける。
③授業実践に関する基礎知識と技能を身につける。
④大学教員としてのキャリア開発に関する基礎知識を身につけ、将来を展望する。
⑤所属や専門領域を超えたコミュニティを構築する。
同志社大学高等研究教育院では、今後も大学教員を目指す大学院生のキャリア支援としてプレFD活動を継続してまいります。
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高等研究教育院事務室 TEL:075-251-3259
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5月23日(土)1・2講時に、「読書から始まる知の探究」小山先生セッションの第5回学習を実施しました。
5月23日(土)1・2講時に、「読書から始まる知の探究」小山先生セッションの第5回学習を実施しました。
これまでの学習では、フィールドワーク先として宮城県が選定されました。また、塾生各々の興味・関心に基づいて以下の三つの研究班に分かれました。
1.アクセス・文化資本班
交通利用や文化体験における地域間格差について
2.産官学連携班
宮城県で行われている特有の産官学連携の試みについて
3.伝統文化班
宮城県特有の文化について
今回のセッションでは、まず研究班で設定した事前課題について全体で共有しました。事前課題として、アクセス・文化資本班は調査の問い・事前分析案・訪問先・インタビュー対象の整理、産官学連携班はリサーチ・クエスチョンと具体的な研究方法、伝統文化班は宮城県と深いつながりのある七夕についてまとめました。これらについて塾生、チューター、小山先生を交えて多くの意見交換が行われ、非常に有意義な場となりました。
一方で、班ごとに程度の差はありますが、各班員の興味・関心のある分野や現地で訪れたい箇所はいまだ差異が残っています。どのように意見を整理し、班として研究を行っていくのかについて、合意形成に向けた十分な話し合いが必要であると感じました。合意形成はときに意見の対立を伴い、困難な過程となることも考えられます。しかし、それは社会で必要とされるコミュニケーション能力や傾聴力等を磨く貴重な機会でもあります。そうした経験を積めるよう、引き続き努力していきます。
次回までの事前課題の設定も各班に委ねられています。より良いフィールドワークにするために、今後も活発な意見交換を続けていきます。
次回のセッションは6月6日(土) 1・2講時に行われます。
(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第7期塾生 鹿野さん(商学部)
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4月11日の3.4講時に「読書から始まる知の探究」垣見先生セッションの万葉植物観察会を実施しました。
今回のセッションでは、万葉集に登場する植物についての学習をしました。同志社⼤学 今出川キャンパス内にある植物を、垣⾒先⽣が作成してくださったマップをもとに、1つ1つ確認していきました。
今出川キャンパス内には多種多様な植物が植えられており、今までキャンパスを訪れることがあっても意識していなかったため、⼤変興味深い内容でした。
今後のセッションでも、今回のような課外活動が複数回予定されていますが、本セッションで学習したことを活かしながら、万葉集についての理解を深めていきたいと思います。
4月12日に臨地研修(明⽇⾹村)を実施しました。
今回のセッションでは、万葉集に深い関わりがある奈良県の明⽇⾹村を訪問し、臨地研修を⾏いました。⾶⿃時代最⼤の豪族である蘇我⾺⼦の墓と考えられている⽯舞台古墳からスタートし、酒船⽯遺跡の⻲型⽯造物、⽇本最古の寺院である⾶⿃寺などを訪問しました。
研修⽇の当⽇は天候にも恵まれ、訪問地を1つ1つ丁寧に巡ることができました。実際に⾃ら⾜を運び、現地を⾒て回る経験は、単に教科書や資料から情報を得ることとは異なり、より深い知識として吸収できたと感じます。
(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第7期塾生 川村さん(グローバル・コミュニケーション学部)
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4月25日の1・2限に、「読書から始まる知の探究」小山先生セッションの第3回学習を実施しました。
今回の課題は、フィールドワークの行き先候補を東北・広島・四国の3か所に絞り込み、それぞれの地域で何ができるか、また京都からのアクセス時間などを自由にまとめて提出するというものでした。
まず1限では、事前課題として提出したレポートを共有し、行き先の絞り込みを行いました。前々回の講義をふまえて候補地は東北・広島・四国の3か所に整理されており、塾生がそれぞれの地域で取り組みたい内容を挙げ、小山先生が板書しながら整理していきました。
2限では、引き続き行き先決定に向けた議論を行いました。発表を通して、塾生の関心が多かったテーマは「地方」「格差」「災害(復興・防災)」「原爆」「環境」などであることが明らかになりました。塾生、チューター、そして小山先生から様々な意見が出て、活発な議論が交わされました。
行き先を決める上では、「戦争に関する平和学習を重視するのか」「震災に関する学習を重視するのか」という大きな方向性が論点となりました。最終的には利便性を考慮しつつ、普段あまり訪れる機会のない地域の、宮城県に決定しました。拠点は仙台市として活動します。
そのうえで、塾生の興味関心に応じて以下の3つのグループに分かれました。
1.アクセス・文化資本
2.伝統文化
3.産官学連携
今回の話し合いを踏まえ、宮城県で訪れたい場所や、各グループでどのような調査を行うかをまとめる課題が出されました。より良いフィールドワークにするため、今後も議論を重ねていきます。
(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第7期塾生 山野さん(神学部)
新島塾第7期塾生 宮前さん(社会学部)
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高等研究教育院事務室 TEL:075-251-3259
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3月26日の3・4限に、「読書から始まる知の探究」小山先生セッションの第1回学習を実施しました。
今回は、9月に予定しているフィールドワークの行き先候補についての事前課題が出されました。行きたい場所と、そこで調査したい複数のテーマや内容を選び、自由にまとめて提出するという課題でした。
当日は、各自が考えてきたフィールドワーク先についてプレゼンテーションを行いました。
まず3限では先生、学生、卒塾生のチューター2名による自己紹介を行いました。一人ずつ自己紹介をした後、他の塾生が質問する形式で進め、お互いについて理解を深めることができました。
4限では、各自が準備してきたフィールドワークの希望先について発表しました。発表を通して、地方、格差、災害(復興・防災)、農業に関する候補先が多いことが分かりました。
チューターの一人からは、「昨年は福祉など、心情に直接関わる内部的なテーマを選ぶ人が多かったが、今年はそれ以外の外部的なテーマに目を向けている人が多い。」というコメントがありました。質疑応答では、どのようにフィールドワークにつなげるか、新島塾として訪れる意義について意見が交わされました。
全員の発表後に、小山先生からは「どこに行くかだけでなく、そこで何をするのかという内容が重要です。」というお話がありました。今回の話し合いを踏まえ、次回は修正した行き先について再度プレゼンを行う課題が出されました。より良いフィールドワークにするため、今後も議論を重ねていきます。
(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第7期塾生 樽谷さん(社会学部)
新島塾第7期塾生 石田さん(社会学部)
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高等研究教育院事務室 TEL:075-251-3259
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