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トピックス

同志社大学新島塾「合宿で鍛える知的基礎体力」 ~3日目~

2025年10月9日 更新

3日目の前半は、昨日に引き続き、西村先生による追加レクチャーが行われました。
【2日目の様子はコチラ】

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 西村先生は塾生に向けて、家庭や会社以外にも相談できる幅広い交友関係を持ち続けることの大切さを語り、「良い友人やパートナーを見つけ、より豊かな人生を送ってほしい!」と激励されました。

 さらに、佐藤 優先生と北原 みのり先生による「性と国家 ゙多様性゙とフェミニズム」のセッションも行われ、「女性が社会的マイノリティーとして直面する課題を共に考える際、当事者ではない男性はどのような姿勢を取るべきか」という塾生からの質問に対し、北原先生は「悩みや理不尽から生じる苦しみや恐怖を、多くの人が内面化してしまっている。そのことに気づき、対話を重ねることが重要であると、今回改めて感じた。」と述べられました。

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 昼食を終えてからは後藤 琢也先生と多久和 英樹先生による「科学における正義と良心」のセッションが行われました。今年度の新島塾の合宿では、「さまざまな大人の戦い方」を裏テーマとして掲げられており、「研究者はどのようにして社会と戦っていくか」を考えるため、理科系セッションの課題図書として、アルバート・アインシュタインの『科学者と世界平和』が設定されていました。
 前半の後藤先生による講義では、原子爆弾やアインシュタインをより深く理解するために、「デュアルユース」の概念に加え、原子・分子やボルタ電池、さらにはキュリー夫人のラジウムやポロニウム等の発見について解説いただきました。

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 続いて、後半の多久和先生の講義では、課題図書をもとに次のような問いが投げかけられました。

問1. 勉強をしてきたか。また、何を準備してきたか。
問2. A. Einstein について知っていることは?

(2-1)物理の研究について

(2-2)人物的な背景

(2-3)1945 年前後の物理分野や世界の状況(第2次世界大戦中と戦後)

問3. 国連総会への公開状の要点まとめ
問4. ソビエトの科学者の主張とそれに対するA.Einsteinへの返答の要点
問5. 佐藤先生の解説の内容とは?

(a)佐藤先生の着眼点

(b)佐藤先生が追加で加えた内容(補足事項)とは何か、またその意図は何か

問6. この書籍の構成(p.5~p.44)、つまりこの書籍の編集意図は何か?

 後半の問いはグループディスカッションが行われ、事実と意見を分けることに注意しながら、本の読み方が本当に正しいのかを確認する機会が設けられました。要点を改めて抽出するために熱心に本を手に取る塾生や、ファシリテーターや書記を積極的に務めようとする塾生の姿も見られ、活発な議論が繰り広げられました。

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(事務局・高等研究教育院事務室)


今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾チューター 小峠さん(理工学部)

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新島塾の詳細はこちらからご覧ください。

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