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1875年に同志社英学校を前身として２名の教員と８名の学生から始まった同志社大学は、現在14学部16研究科を有する総合大学となり、それぞれで専門的な学びを展開し、多様な人物を輩出しています。

他方、現実を見渡せば、気候変動や経済格差の拡大、差別や紛争の問題など、複合的な要素が大きく絡み合う深刻な課題が私たちを取り囲んでいます。これらの課題解決にあたっては、専門的な学びだけではなく、文理の垣根を超え、問題を俯瞰する総合知が以前にも増して求められています。

そのような状況をふまえ、2025年という本学にとって節目の年に、世界的に著名なフランスの歴史人口学者、エマニュエル・トッド氏を本学に招いてシンポジウムを開催することにより、今世界で起きている事象を知り、特定分野に偏ることなく様々な考え方に触れる機会を持つことで、あらためて学問と向き合い探求することの重要性を理解し、日本と世界の未来に向けて本学が果たすべき役割について考える機会となることを期待しています。ぜひご参加ください。