このページの本文へ移動
ページの先頭です
以下、ナビゲーションになります
以下、本文になります

【新島塾】「リーダーシップ論・ワークショップ」

'23年4月26日 更新

新島塾「リーダーシップ論・ワークショップ」

 3月24日(金)に執り行われた新島塾修了式・入塾式に続き、同日13時から今出川キャンパス良心館405教室にて必修プログラム「リーダーシップ論・ワークショップ」が開催されました。リーダーシップ論・ワークショップとは、塾生がリーダーシップとは何かを学び、自分にふさわしいリーダーシップスタイルを構築すると共に、チームはどうあるべきで、自分はその一員としてどう考え、どう行動すべきかを理論だけでなく実践で学ぶことを目的とした必修プログラムです。入塾したばかりの5期生を含めた4・5期生合同で行われました。今回は、井上福子教授(ビジネス研究科)を講師にお迎えし、リーダーシップとは何か、自分の強みを生かしたリーダーシップをどう見つければよいのかといったことを教えていただき、塾生はリーダーシップをさらにバージョンアップし、磨きあげるためにこれから何をしていくのか考えました。

 ワークショップではまず、リーダーとはどんな人なのか、すごいリーダーといまいちなリーダー像の違いを考えることから始めました。すごいリーダーとは、行動力や人間味、周りを見る力があることなどが挙げられた一方、いまいちなリーダーとしては、傲慢で独りよがりであることや主張に一貫性がないことが挙げられました。井上教授は、「リーダーシップとは集団に目標の達成を促すよう影響を与える能力である」と定義し、組織での地位は一定の権限を与えてくれるが、個人のもつ「影響力」も極めて重要だと語られました。そして、本学創始者の新島襄先生を例として挙げ、影響力を持つ人物の特徴を述べられました。

 次に、リーダーシップに関する理論を教えていただきました。リーダーシップには前のやり方を捨て、新しいスキルや態度を身につけるべき「転換点」があることやリーダーのレベルによって必要なスキルは異なるが、ヒューマンスキルがどの段階においても不可欠であること、リーダーとしての在り方は固定化されないといった内容を学びました。ヒューマンスキルについては、リーダーシップは人と人との関係構築から始まるため、よい関係を構築し「人についてきてもらう」ことが重要だと説明した上で、そのポイントとして「信頼」・「思いやり・「安定(安心感)」・「希望」を列挙され、そして、「Integrity(人としての高潔さ)」が極めて重要だと述べられました。また、リーダーシップは状況に応じて変化するとして、「個人の技能」や「チームの発達段階」をそれぞれ4段階に分け、それに応じた行動をすべきだと教えていただきました。

 自分をリーダーとしてバージョンアップする方法として、ロールモデルの真似をし分析して、そのリーダーシップを自分に取り入れる「モデリング」と、自身の経験を振り返り内省することで学びを得る「経験学習」の反芻が必要だと教えていただきました。特に経験学習では「内省」が重要であるとし、自分の経験を客観的に見ることは難しいが、内省しなければ成長はないと述べられました。

 最後に、井上教授は、リーダーシップはわずかな時間で身に付くものではない。その追求は「Journey」である。旅が続くように、日々内省しリーダーシップを磨き続けていくことが必要だと述べられたのが印象的でした。

 このワークショップは、振り返りとしてのフォローアップセッションが8月下旬に行われることになりました。
塾生には、今回のワークショップのまとめとして、リーダーとして自分は何を達成したいのか、自分の強みとは何か、リーダーシップを磨くために何をしていくのかを考えることが課題として課されました。また、課題作成で終わらず、今回の学びを活かし、今後の活動に繋げていくことが求められます。今回の学びを生かし、私達塾生はそれぞれの志と共に帆走します。
今回のNewsは、以下の塾生が中心となって作成しました。
新島塾4期生 大倉さん(神学部)
新島塾4期生 武田さん(法学部)
(事務局・高等研究教育院事務室)

新島塾「リーダーシップ論・ワークショップ」

 3月24日(金)に執り行われた新島塾修了式・入塾式に続き、同日13時から今出川キャンパス良心館405教室にて必修プログラム「リーダーシップ論・ワークショップ」が開催されました。リーダーシップ論・ワークショップとは、塾生がリーダーシップとは何かを学び、自分にふさわしいリーダーシップスタイルを構築すると共に、チームはどうあるべきで、自分はその一員としてどう考え、どう行動すべきかを理論だけでなく実践で学ぶことを目的とした必修プログラムです。入塾したばかりの5期生を含めた4・5期生合同で行われました。今回は、井上福子教授(ビジネス研究科)を講師にお迎えし、リーダーシップとは何か、自分の強みを生かしたリーダーシップをどう見つければよいのかといったことを教えていただき、塾生はリーダーシップをさらにバージョンアップし、磨きあげるためにこれから何をしていくのか考えました。

 ワークショップではまず、リーダーとはどんな人なのか、すごいリーダーといまいちなリーダー像の違いを考えることから始めました。すごいリーダーとは、行動力や人間味、周りを見る力があることなどが挙げられた一方、いまいちなリーダーとしては、傲慢で独りよがりであることや主張に一貫性がないことが挙げられました。井上教授は、「リーダーシップとは集団に目標の達成を促すよう影響を与える能力である」と定義し、組織での地位は一定の権限を与えてくれるが、個人のもつ「影響力」も極めて重要だと語られました。そして、本学創始者の新島襄先生を例として挙げ、影響力を持つ人物の特徴を述べられました。

 次に、リーダーシップに関する理論を教えていただきました。リーダーシップには前のやり方を捨て、新しいスキルや態度を身につけるべき「転換点」があることやリーダーのレベルによって必要なスキルは異なるが、ヒューマンスキルがどの段階においても不可欠であること、リーダーとしての在り方は固定化されないといった内容を学びました。ヒューマンスキルについては、リーダーシップは人と人との関係構築から始まるため、よい関係を構築し「人についてきてもらう」ことが重要だと説明した上で、そのポイントとして「信頼」・「思いやり・「安定(安心感)」・「希望」を列挙され、そして、「Integrity(人としての高潔さ)」が極めて重要だと述べられました。また、リーダーシップは状況に応じて変化するとして、「個人の技能」や「チームの発達段階」をそれぞれ4段階に分け、それに応じた行動をすべきだと教えていただきました。

 自分をリーダーとしてバージョンアップする方法として、ロールモデルの真似をし分析して、そのリーダーシップを自分に取り入れる「モデリング」と、自身の経験を振り返り内省することで学びを得る「経験学習」の反芻が必要だと教えていただきました。特に経験学習では「内省」が重要であるとし、自分の経験を客観的に見ることは難しいが、内省しなければ成長はないと述べられました。

 最後に、井上教授は、リーダーシップはわずかな時間で身に付くものではない。その追求は「Journey」である。旅が続くように、日々内省しリーダーシップを磨き続けていくことが必要だと述べられたのが印象的でした。

 このワークショップは、振り返りとしてのフォローアップセッションが8月下旬に行われることになりました。
塾生には、今回のワークショップのまとめとして、リーダーとして自分は何を達成したいのか、自分の強みとは何か、リーダーシップを磨くために何をしていくのかを考えることが課題として課されました。また、課題作成で終わらず、今回の学びを活かし、今後の活動に繋げていくことが求められます。今回の学びを生かし、私達塾生はそれぞれの志と共に帆走します。
今回のNewsは、以下の塾生が中心となって作成しました。
新島塾4期生 大倉さん(神学部)
新島塾4期生 武田さん(法学部)
(事務局・高等研究教育院事務室)
お問い合わせ先
同志社大学新島塾(事務局 高等研究教育院事務室)
TEL:075-251-3259
FAX:075-251-3152
E-mail:ji-ktken@mail.doshisha.ac.jp
お問い合わせ一覧(部課所在・事務取扱時間案内)