トピックス
【新島塾】「読書から始まる知の探究」小山先生セッション_第5回活動
5月25日(土)1・2講時に小山隆教授(社会学部)による「読書から始まる知の探究」第5回学習が行われました。
今回の学習日までに各自が所属する班で決めた課題図書や資料を通じて事前学習を行い、学習した内容や発見、フィールドワークで訪問したい場所についてまとめる課題に取り組みました。
はじめに小山教授から次回の学習日にフィールドワークの日程や訪問先を決定するようにご指導がありました。また、訪問先を決定する過程においては、見学するだけでなく、相互作用のあるインタビューやお話を伺うヒアリングのような訪問先を含めるように助言がありました。
1講時は、フィールドワーク先である北海道について、アイヌ民族の観点から学習する民族班と農業の観点から学習する産業班に分かれて、各自の事前学習の内容を共有し、訪問先について話し合いを行いました。さらに、セッションに参加している塾生全体で、訪問する場所やふたつの班に共通するテーマを設定するか否かについて議論しました。全体での訪問先については、民族班と産業班に共通する内容を学ぶことができる場所を訪問するのか、全く別のテーマを設定して訪問先を選ぶのかという点で議論になりました。議論の結果、その場所で何を学ぶことができるのか、主体的に学ぶことができるのかを基準に訪問先を決めたいという結論に至りました。テーマを設定するか否か、また具体的な場所については今後の事前学習の内容を基に議論を深めていきます。
2講時は、各自が事前学習の内容を全体に対して発表し、小山教授からコメントをいただきました。冒頭で小山教授は、小学校から高校までの学びは問と答えがセットで、それらについてどれくらい暗記しているのかを確認するものであるが、大学の学びは問を立てて答えを探すものである、と説明してくださいました。今後は問を立て、フィールドワークを通して答えを探していけるように、事前学習で学びを深めていきます。
次回は各班や個人で進めた事前学習を基に、訪問先を決定し訪問先に合わせて日程を決定します。
(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第5期塾生 宮本さん(法学部)
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