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トピックス

【新島塾】「読書から始まる知の探究」服部先生セッション_第4回活動

2023年12月18日 更新

サイトリニューアルのため再掲出
23年10月30日初出

10月20日(金)の6・7講時に、服部篤子客員教授による「読書から始まる知の探究」第4回学習が行われました。

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6講時では、沖永良部島でのフィールドリサーチの準備を、7講時は引き続き課題図書であるエイドリアン・べジャン著『自由と進化 コンストラクタル法則による自然・社会・科学の階層性』(紀伊国屋書店、2022年)を用いて意見交換を行いました。

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まず、フィールドリサーチに向けて塾生一人ひとりが課題図書や参考図書、さらに沖永良部島について調べたことを基に考えた問題意識を出し合いました。沖永良部島の脱炭素に向けた取り組みの一つであるEV化や離島ならではのエネルギー問題、物質的な豊かさと心の豊かさについてなど様々な意見が出されました。これらのような問題意識や仮説を持ってフィールドリサーチに臨み、現地での発見やそこで得た新たな問題意識を加えて、本セッションを通じた問いを見出していきます。

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7講時は課題図書に関する論点整理や意見交換を行いました。今回のテーマは「階層性(ヒエラルキー)」です。著者は、河川流域と社会の流れの類似性を指摘し,階層性は、自然に生じるものであり、人工的なものにもみられると述べています。具体例として、大学のランキングと論文の被引用回数は、階層性をなすことが挙げられています。階層性は自然であり、人びとのためになるという著者の主張に対し、ある塾生からは階層性による弊害を克服しなければならない時もあるという意見が出されました。また「不変の流路となった大学は、より創造力のある人が斬新なアイデアを生みだす人々を惹きつけ、そして人を育て未来へと運ぶ」とする著者の主張に対し、新島塾をまさにそのような組織にしていきたいという意見も挙がりました。

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次回の活動は10月27日(金)に行われます。引き続き、次章の不平等について話し合います。また、沖永良部島でフィールドワークをする際の「仮説」と「問い」の設定を行います。加えて、訪問先でのヒアリング調査内容を事前に考え共有します。事前の準備を充実させることで、フィールドワークをより意義あるものにしていきます。

(事務局・高等研究教育院事務室)


今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第5期塾生 宮本さん (法学部)
新島塾第5期塾生 角名さん (経済学部)



関連情報 VISION2025 新島塾特設サイト
新島塾の詳細はこちらからご覧ください。

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