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トピックス

【新島塾】「読書から始まる知の探究」服部先生セッション_第5回活動

2023年12月18日 更新

10月27日(金)の6・7講時に、服部篤子客員教授による「読書から始まる知の探究」第5回学習が行われました。

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今回の学習に際し、塾生は課題図書『自由と進化ーコンストラクタル法則による自然・社会・科学の階層制』と参考図書『危機の時代こそ 心豊かに暮らしたい』を読んで得られた疑問点や重要箇所を抜き出したレポートを事前に作成した上で活動に臨みました。 

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6講時は、課題図書第4章「不平等」に関する論点整理や意見交換を行いました。小グループに分かれて議論する前に、本章のキーワードを全体で共有しました。この作業を行うことで「階層制は不可避」(p.83)「経済学と物理学は、同じコインの裏表なのだ。」(p.88)「不平等をなくすことは不可能だ」(p.111)といった重要な箇所を全体で共通認識できました。それだけでなく、その後に行ったオンラインホワイトボードを用いた活動では論点を絞り、より深く熟考することができました。その結果、各グループが話し合った内容を全体で共有した際に、同じ箇所でもさまざまな視点から意見が出て大変興味深いものでした。一人では、そしてグループでは考え得なかったことを、他塾生、他グループの発表から気づくことができ、複合的視点で考察していく重要性を実感できました。

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7講時では沖永良部島でのフィールドワークに向けた事前調査の共有を行いました。訪問先に関する情報と、ヒアリング調査の質問内容について全体で共有しました。塾生の発表に対して、服部先生から「何を明らかにするために、何を調べるために調査を行うのかを全員が理解しておかなくてはならない。どんな質問をすれば『未来』を考えるというこのセッションの目的とつながるのかを認識する必要がある」とコメントをいただきました。この助言から、自分は何を調査したいのかが浮かび上がってきました。やみくもに調査を行うのではなく、目的意識を持つことの重要性を実感しました。最後に、一週間後から始まるフィールドワークに向けて、「沖永良部島の人々が環境に対して持っている意識の高さは、生活のどのようなところから来ているのか」「沖永良部島で取り組んでいるようなEV化を島外で普及させるにはどのような取り組みが必要か」など、塾生一人ひとりが何を調査したいのかを発表しました。更なる準備を行い、各々の塾生がより主体的な姿勢で調査に取り組むことを再確認することができました。

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次回の活動は11月3日(金)から始まる沖永良部島でのフィールドリサーチです。11月5日まで現場視察やヒアリング調査を行い、最終日は、調査内容の中間発表を地域の皆さんに対して行います。これまで準備してきたことを活かし実りのあるものにしていきます。

(事務局・高等研究教育院事務室)


今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第5期塾生 巽さん (社会学部)
新島塾第5期塾生 内田さん (商学部)



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