トピックス
【新島塾】「読書から始まる知の探究」小山先生 ~福島FW~ ■教育班■
9月17日(水)から19日(金)の3日間、小山隆教授(社会学部 社会福祉学科)による「読書から始まる知の探究」セッションの活動として、福島県でのフィールドワークを実施しました。
教育班は、不登校支援のあり方について考察することを目的とし、福島県教育センター、棚倉町役場、郡山学院高等専修学校を訪問しました。
教育班
1日目
1日目
福島県教育センターを訪問し、全国的にも先進的な取り組みであるメタバースを活用した不登校支援「roomF」についてお話を伺いました。オンラインを活用した学習支援や児童生徒同士の交流支援の取組みについてご説明いただき、不登校児童生徒一人ひとりの社会的自立に向けた支援のあり方について理解を深めました。
特に印象深かったのは、アバターを用いたコミュニケーションです。オンライン環境ならではの特徴が活かされる中で、児童生徒が安心感を持ちながら成長していく姿をうかがうことができました。
2日目
2日目
午前中は棚倉町役場を訪問し、今年度開室した学びの多様化学校「棚倉中学校分教室」を中心にお話を伺いました。設置の背景や不登校生徒に配慮した工夫、新設教科である「マイキャリア」、今後の課題などについて幅広くご説明いただきました。特に重要な役割を果たしていると感じたのは、「サポート教室」の存在です。
子どもたちが笑顔で安心して過ごせる居場所を提供することを目的としており、「居場所という心理的安全性が確保されてこそ、学力や体力を身に付けることができる」というお話に深く共感しました。また、同世代の仲間と会えることこそが子どもたちの大きな励みとなるというお話も印象的でした。
午後は郡山学院高等専修学校を訪問し、不登校を経験した生徒も登校を継続できるようになる「変身できる学校」づくりについてお話を伺いました。大きな特徴であると感じたのは、一人ひとりに寄り添うサポート体制と、卒業後を見据えた実践的な指導の両方が備わっている点です。
カウンセリングや学び直しによって安心して通学できる環境を整える一方、資格取得や社会性の養成にも注力されていました。生徒が現状や将来と向き合い、前向きに進んでいくことができるような工夫を数多く学びました。
塾生は、今回のフィールドワークで得た学びをもとに、10月18日(土)に行われる成果報告会の準備を進めます。学習に関わってくださった皆様には、温かく真摯にご対応いただきました。
教育に携わる方々に直接お話を伺うことができ、大変貴重な学びとなりました。
改めて、心より感謝申し上げます。
(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第6期塾生 池田さん(心理学部)
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