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トピックス

【新島塾】「読書から始まる知の探究」小山先生セッション_第8回活動

2023年12月11日 更新

サイトリニューアルのため再掲出
23年11月12日初出

同志社大学新島塾「読書から始まる知の探究」小山先生セッション_第8回活動

 9月30日(土)1、2講時に今出川キャンパスの良心館にて社会学部の小山隆教授による「読書から始まる知の探究」第8回学習が行われました。今回のセッションでは、フィールドワークのスケジュール確認と、各自が進めてきた事前学習の経過報告をしました。

 前半は、グループ内での確認・話し合いの時間を数十分取ったのちに、全体でスケジュールの確認を行いました。まず1日目の行動についてです。前回のセッションで話し合った通り、塾生全員で軍艦島へ行くことが確認されました。これに伴いどの会社のツアーを利用するか、軍艦島へ行った後は何をするか話し合いました。小山教授からは「昨年は、花岡山山頂にある熊本バンド奉教の碑や熊本洋学校を全体行動で訪れた。初日の全体行動の行先に適した候補地を探しておくこと。 」と指導がありました。

 その後、グループ別の2日目、3日目のスケジュール案を全体で共有しました。塾生は戦争班とエネルギー班の2つのグループに分かれています。戦争班からは、2日目に原爆資料館や長崎市役所、長崎大学核兵器廃絶研究センターなど長崎市内を中心に訪問する。3日目は佐世保空襲資料館など佐世保市内を中心に訪問する予定でアポ取りを進めているとの報告がありました。エネルギー班からは、2日目に五島列島を訪問する予定である。しかし3日目は未定との報告がありました。ハウステンボスへ行くという当初の計画が頓挫し、テーマの見直しを行なっているエネルギー班に対し、小山教授からは「ぶれない大きなテーマは何か?」「そのコアなテーマを大切にしながらテーマの見直しをするように。」と問いかけやアドバイスがなされました。また、「今回は訪問先と連絡をとり始めた段階であるため仕方がないものの、次回のセッションでは具体的に訪問の順番や時間を報告できるようにしておきなさい」と、次回までの課題が明確に示されました。

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 セッションの後半は、事前学習の報告を行いました。戦争班は、平和と軍事との折り合いのつけ方をテーマにしています。そのテーマを1.長崎と戦争の関わり 2.軍艦島と戦争の関わり 3.戦後の行政や事業団体の平和活動 4.長崎の産業と労働の歴史 5.戦後の佐世保の在り方の5つのトピックに分類し、事前学習を行っています。発表に対するコメントでは、広島との比較も取り入れてはどうか、或いは事実だけでなく、当事者の想いも調べるべきといった旨の発言がありました。一方、エネルギー班は、長崎のエネルギー政策をテーマにしています。大規模発電と地産地消型発電を対比しながら、各発電の長所と短所を事前学習しました。報告に対するコメントでは、短期的視点に加えて、長期的視点も視座にいれてエネルギー政策をみていくべきといった発言がありました。

 以上のように、今回はスケジュール確認ののちに、フィールドワーク前の事前学習として調べてきた内容を、戦争班とエネルギー班が報告し合いました。報告に対して学生からは質問があがり、小山教授の指導の下、双方向性のある議論がなされました。次回のセッションでは、具体的なスケジュールとより深められた事前学習の報告を行います。小山教授から度々指摘のあるとおり、問題意識を持って活動を進めることが大切です。なぜその場所を訪問したいのか、訪問して何を学びたいのか、より良く学びを得るために事前に準備しておくべきことは何なのかなど、各自が自主的に考えながら活動していきたいです。

(事務局・高等研究教育院事務室)



今回のトピックスは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第4期塾生 谷口さん(経済学部)



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