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【新島塾】「読書から始まる知の探究」小山先生セッション_第3回活動

'23年6月14日 更新
同志社大学新島塾「読書から始まる知の探究」小山先生セッション_第3回活動

 5月27日(土)1・2講時に、小山隆教授(社会学部)による「読書から始まる知の探究」第3回学習が今出川キャンパスで行われました。今回の学習で塾生たちが議論した結果、研究対象として「長崎県」をフィールドワークの行先とすることに決定しました。

 このセッションは他のセッションと異なり、担当教員からテーマが与えられるのではなく、テーマの設定から、フィールドワーク先の設定、活動の行程の作成の他、成果報告会の実施や報告書冊子の作製まで塾生が主体となって活動します。
 今回の学習はフィールドワーク先を決定することを目的に、個人の発表、全体での討論、フィールドワーク先の決定という順で展開されました。その結果、「長崎県」でフィールドワークを行うことを全員で決めました。
 
 前回までの学習で、フィールドワーク先は3つの候補地「北海道・長崎県・鹿児島県」まで絞り込まれました。今回はこれを踏まえ、まず各自が提案したフィールドワーク候補地を塾生で共有し、その後、提案された候補地に関して意見を交わしました。3つの候補地の中から自分が研究したいテーマや訪問先として最適だと考える理由のプレゼンテーションを全員が行いました。
 続いて、全体討論が行われ、現地までの移動手段や、現地での移動手段、フィールドワーク実施時期の気候なども含めどこが最もフィールドワーク先に適切な地域であるか話し合いました。最終的に全塾生で一つの場所に絞る必要がありましたが、その決定プロセスも塾生に委ねられることとなり、塾生だけで議論する時間が20分あまり与えられました。どのような方法で決定するか、欠席していた人の意見をどうするか、なぜその場所でないといけないのか、「他の地域でも同様の研究が可能ではないか」といった厳しい指摘もあり、そのフィールドワーク先にこだわる理由が問われるなど激しい議論が繰り広げられました。全体討論の前までは「北海道」が過半を占めていましたが、塾生たちが議論を尽くした結果、議論後の投票では3対6で最終的に「長崎県」が選ばれる結果となりました。
 では「長崎県」でいったい何をテーマにどういった研究を行うかは、次回の学習会で詳しく議論し、決定することとしました。

 今回の学習では、相手を納得させる説明をするには『あえて空気を読まないことも重要』であると学びました。議論の中では、十分に話し合いが行われず、暗黙の了解や思い込みが影響を及ぼすことがあるほか、議論が白熱するにつれて徐々に本来の論題から離れていくこともあります。今回の学習では議論の場において冷静に状況を俯瞰し、いま話し合っている論題そのものが議論全体に何をもたらすのかを考えるべきだと感じました。

 次回は、6月10日の1・2講時に「長崎県」で行う研究テーマの選定を行います。塾生には各自で「所属したいグループとプランを考える」・「行きたい場所(資料館など)/インタビューしたい人について調べておく」ことの2つが次回までの課題として課されました。
(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のNEWSは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第4期塾生 田中さん(経済学部)
同志社大学新島塾「読書から始まる知の探究」小山先生セッション_第3回活動

 5月27日(土)1・2講時に、小山隆教授(社会学部)による「読書から始まる知の探究」第3回学習が今出川キャンパスで行われました。今回の学習で塾生たちが議論した結果、研究対象として「長崎県」をフィールドワークの行先とすることに決定しました。

 このセッションは他のセッションと異なり、担当教員からテーマが与えられるのではなく、テーマの設定から、フィールドワーク先の設定、活動の行程の作成の他、成果報告会の実施や報告書冊子の作製まで塾生が主体となって活動します。
 今回の学習はフィールドワーク先を決定することを目的に、個人の発表、全体での討論、フィールドワーク先の決定という順で展開されました。その結果、「長崎県」でフィールドワークを行うことを全員で決めました。
 
 前回までの学習で、フィールドワーク先は3つの候補地「北海道・長崎県・鹿児島県」まで絞り込まれました。今回はこれを踏まえ、まず各自が提案したフィールドワーク候補地を塾生で共有し、その後、提案された候補地に関して意見を交わしました。3つの候補地の中から自分が研究したいテーマや訪問先として最適だと考える理由のプレゼンテーションを全員が行いました。
 続いて、全体討論が行われ、現地までの移動手段や、現地での移動手段、フィールドワーク実施時期の気候なども含めどこが最もフィールドワーク先に適切な地域であるか話し合いました。最終的に全塾生で一つの場所に絞る必要がありましたが、その決定プロセスも塾生に委ねられることとなり、塾生だけで議論する時間が20分あまり与えられました。どのような方法で決定するか、欠席していた人の意見をどうするか、なぜその場所でないといけないのか、「他の地域でも同様の研究が可能ではないか」といった厳しい指摘もあり、そのフィールドワーク先にこだわる理由が問われるなど激しい議論が繰り広げられました。全体討論の前までは「北海道」が過半を占めていましたが、塾生たちが議論を尽くした結果、議論後の投票では3対6で最終的に「長崎県」が選ばれる結果となりました。
 では「長崎県」でいったい何をテーマにどういった研究を行うかは、次回の学習会で詳しく議論し、決定することとしました。

 今回の学習では、相手を納得させる説明をするには『あえて空気を読まないことも重要』であると学びました。議論の中では、十分に話し合いが行われず、暗黙の了解や思い込みが影響を及ぼすことがあるほか、議論が白熱するにつれて徐々に本来の論題から離れていくこともあります。今回の学習では議論の場において冷静に状況を俯瞰し、いま話し合っている論題そのものが議論全体に何をもたらすのかを考えるべきだと感じました。

 次回は、6月10日の1・2講時に「長崎県」で行う研究テーマの選定を行います。塾生には各自で「所属したいグループとプランを考える」・「行きたい場所(資料館など)/インタビューしたい人について調べておく」ことの2つが次回までの課題として課されました。
(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のNEWSは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第4期塾生 田中さん(経済学部)
関連情報
お問い合わせ先
同志社大学新島塾(事務局 高等研究教育院事務室)
TEL:075-251-3259
FAX:075-251-3152
E-mail:ji-ktken@mail.doshisha.ac.jp
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