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【新島塾】「読書から始まる知の探究」小山先生セッション_第2回活動

'23年5月17日 更新
同志社大学新島塾「読書から始まる知の探究」小山先生セッション_第2回活動

 5月13日(土)1・2講時に、小山隆教授(社会学部)による「読書から始まる知の探究」 第2回学習が今出川キャンパスで行われました。この日の活動では、まず各自が提案したフィールドワーク候補地を塾生で共有し、その後、提案された候補地に関して意見を交わしました。

 前回のセッション後の課題として、各塾生が1.行きたい地域2.研究したいテーマ、(2.以外かつ1.の地域で)扱うことができるテーマの2点を整理することが課されており、まずはその課題内容の発表から始まりました。発表では、北海道や長崎、鹿児島、広島、秋田、東京など様々な候補地が提案されただけでなく、そのテーマも「自然と人間との関わり」や、「人権・差別」、「戦争と平和」、「産業」など幅広いものが出されました。
 発表後、提案された候補地・テーマについてディスカッションや集約作業を行いました。まず小山先生から、この作業を進めていく際の4つのポイントを教えていただきました。1つ目は、現地ならではの学びができること(フィールドワークの意義があること)です。2つ目は、キーワードを各自で持っておくことです。たとえフィールドワーク先が自分の希望する地域にならなくても、これだけは譲れないという自分の学びたいテーマを持つことが大切であるとお話いただきました。3つ目は鳥瞰的・虫瞰的の両方の視点で考えることです。マクロなものの見方とミクロなものの見方の両面を持ち合わせて検討することが重要であるとのことでした。そして最後に4つ目は、「そこだけの学び」つまり、その地域に行くからこそ得られる学びがあることです。以上の4つを意識した上で、塾生は、他の塾生の発表を聞いて関心を持ったテーマや、自身が提案したテーマと共通している点を挙げるとともに、「自身の立てたい問いを大切にしてほしい」という修了生からの助言を受けながら、議論を重ねました。その後、投票によって3つの地域に絞り込むこととなり、結果として候補地は、北海道長崎鹿児島に絞られました。

 塾生は、次回セッションまでに、絞られた3つの候補地の中から自分の行きたい地域を選び、改めて学びたい・学ぶことのできるテーマを調べます。課題作成のポイントとして、他の地域を推薦する人に対して、自分が選んだ地域でもそのテーマは学ぶことができると提案することや、反対に、選んだ地域だからこそできること・他の地域ではできないことを提案することが塾生間で共有されました。
 今回のセッションでは、同じ地域であっても取りあげたテーマや着眼点が異なる中、いくつもある候補地から少しずつ絞っていくことの難しさを実感しました。またそれと同時に、発表を通してそれぞれの塾生がどんなことに興味を持っているかを知ることができて興味深かったです。

 以上をもとに、次回のセッションでは、最終的にフィールドワーク実施地域を決定する予定です。どの地域に決まったとしても、塾生一人一人が関心を持ち、協働することで、セッションを通して深い学びが得られるよう、次回以降も進めていきたいです。


(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のNEWSは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第4期塾生 大倉さん(神学部)
同志社大学新島塾「読書から始まる知の探究」小山先生セッション_第2回活動

 5月13日(土)1・2講時に、小山隆教授(社会学部)による「読書から始まる知の探究」 第2回学習が今出川キャンパスで行われました。この日の活動では、まず各自が提案したフィールドワーク候補地を塾生で共有し、その後、提案された候補地に関して意見を交わしました。

 前回のセッション後の課題として、各塾生が1.行きたい地域2.研究したいテーマ、(2.以外かつ1.の地域で)扱うことができるテーマの2点を整理することが課されており、まずはその課題内容の発表から始まりました。発表では、北海道や長崎、鹿児島、広島、秋田、東京など様々な候補地が提案されただけでなく、そのテーマも「自然と人間との関わり」や、「人権・差別」、「戦争と平和」、「産業」など幅広いものが出されました。
 発表後、提案された候補地・テーマについてディスカッションや集約作業を行いました。まず小山先生から、この作業を進めていく際の4つのポイントを教えていただきました。1つ目は、現地ならではの学びができること(フィールドワークの意義があること)です。2つ目は、キーワードを各自で持っておくことです。たとえフィールドワーク先が自分の希望する地域にならなくても、これだけは譲れないという自分の学びたいテーマを持つことが大切であるとお話いただきました。3つ目は鳥瞰的・虫瞰的の両方の視点で考えることです。マクロなものの見方とミクロなものの見方の両面を持ち合わせて検討することが重要であるとのことでした。そして最後に4つ目は、「そこだけの学び」つまり、その地域に行くからこそ得られる学びがあることです。以上の4つを意識した上で、塾生は、他の塾生の発表を聞いて関心を持ったテーマや、自身が提案したテーマと共通している点を挙げるとともに、「自身の立てたい問いを大切にしてほしい」という修了生からの助言を受けながら、議論を重ねました。その後、投票によって3つの地域に絞り込むこととなり、結果として候補地は、北海道長崎鹿児島に絞られました。

 塾生は、次回セッションまでに、絞られた3つの候補地の中から自分の行きたい地域を選び、改めて学びたい・学ぶことのできるテーマを調べます。課題作成のポイントとして、他の地域を推薦する人に対して、自分が選んだ地域でもそのテーマは学ぶことができると提案することや、反対に、選んだ地域だからこそできること・他の地域ではできないことを提案することが塾生間で共有されました。
 今回のセッションでは、同じ地域であっても取りあげたテーマや着眼点が異なる中、いくつもある候補地から少しずつ絞っていくことの難しさを実感しました。またそれと同時に、発表を通してそれぞれの塾生がどんなことに興味を持っているかを知ることができて興味深かったです。

 以上をもとに、次回のセッションでは、最終的にフィールドワーク実施地域を決定する予定です。どの地域に決まったとしても、塾生一人一人が関心を持ち、協働することで、セッションを通して深い学びが得られるよう、次回以降も進めていきたいです。


(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のNEWSは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第4期塾生 大倉さん(神学部)
関連情報
お問い合わせ先
同志社大学新島塾(事務局 高等研究教育院事務室)
TEL:075-251-3259
FAX:075-251-3152
E-mail:ji-ktken@mail.doshisha.ac.jp
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