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【新島塾】「読書から始まる知の探究」小山先生セッション_第1回活動

'23年5月11日 更新
同志社大学新島塾「読書から始まる知の探究」小山先生セッション_第1回活動

 4月22日(土)に今出川キャンパス良心館にて小山 隆教授(社会学部)による「読書から始まる知の探究」第1回目の講義が行われました。このセッションは他のセッションと異なり、担当教員からテーマが与えられるのではなく、テーマの設定から、フィールドワーク先の設定、活動行程の作成の他、成果報告会の実施や報告書冊子作製まで塾生が主体となって活動します。3名の修了生もチューターとしてサポートします。

第1回の講義
 まず、講義はセッションに参加する全員の自己紹介から始まりました。1.学部で取り組んでいるテーマ、2.これまでの新島塾の活動の中で得た学び、3.セッションを始めるにあたって言っておきたいこと、の3点を塾生がそれぞれ発表しました。これまで、1年間ともに活動をしてきた仲間たちの意外な一面や想いを知ることができました。今後、議論や活動を重ねていくうえで潤滑油となるような自己紹介であったように思います。その後、今回のセッションの説明が行われました。本セッションでは、問いの設定からフィールドワークの場所・テーマの決定、行程の組み立て、フィールドワークの準備、成果報告書の作成・発表まですべて塾生主導で行います。
 小山先生からは本セッションでは大学生として、自ら問いを立て、調べ、考え、答えを探し、たしかめるというプロセスが求められること。また、それを遂行するために同志社のネットワーク(同志社にいる研究者、当事者、関係者)やブランド力、校友会などとの繋がりといった多くの有形無形の資産を活かすこともできると教わりました。創立者・新島襄の名を冠する新島塾の塾生として何ができるかを考え、実行に移していく姿勢が大事であると感じました。

今後の予定
 第2回目の活動は5月13日(土)に行われます。そこでは、各自が5分間のプレゼンテーションを行います。「1.それぞれの塾生が希望する行き先、2.そこで取り組みたいテーマ、3.その場所で取り組める別のテーマ」についてレポートとして提出し、プレゼンテーションの内容を考えてくることが次回までの課題です。
それをもとに行き先を決定し、テーマを絞っていきます。その後の活動では、テーマごとにグループを作り、グループ学習をして、学習発表を行います。また、フィールドワークに向けて詳細な活動計画の作成や訪問先へのアポイントメントなども行っていきます。

修了生からのアドバイス
 講義の最後に、昨年度のセッションについて小山先生や修了生からアドバイスをいただきました。各々の塾生にはそれぞれ行きたい場所や取り組みたいテーマがあるので、それらを一つに集約するのは難しく、昨年は意見をまとめるのに苦労したそうです。その経験に対して、ある修了生は「別の考えをもつ人の意見を単に否定するのではなく、よりよい着地点を見つけるために理解し合おうという姿勢、分かり合おうとする態度が必要でした。」という反省をしていました。その一方、別の修了生は「意見が割れたことで、皆がそれぞれの土地、テーマについて話し合いを重ね、知識を深めることができた。」と意見がまとまらないことで得られた学びもあったといいます。他にも「最初は、テーマや場所に固執してなかなか話が進まなかったが、なんとか話を進めていった結果、思いがけないことに気づくことがあった。そういう経験が一番大事であると感じた。」「このセッションはテーマをもとに学習や議論を通じ、報告書にまとめるのが本質である。」という意見もありました。
 小山先生からも、同志社の教育理念である「倜儻不羈(てきとうふき)」(才気がすぐれ、独立心が旺盛で、常軌では律しがたいこと)という言葉と、渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」という言葉を使って、これらのバランスが大事なのではないかとのお話がありました。つまり、様々なことに気概をもって取り組む姿勢も大切ですが、現実にはチームで活動しないといけない以上、皆がそれを堅持するばかりでは話が進んでいきません。そこで自分の意見や要望が完全には通らなかったとしても、チームとして決めた範囲の中で倜儻不羈を実践することが大切ということです。
今後、このセッションの中でフィールドワーク先やテーマについて意見が食い違ったり、話がまとまらなくなったりする場面があるかもしれません。より良い活動ができるよう、これらのアドバイスを思い出して全体のバランスをうまくとれるようなリーダーシップを発揮できるように各塾生が取り組んでいきます。

(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のNEWSは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第4期塾生 平山さん(法学部)
同志社大学新島塾「読書から始まる知の探究」小山先生セッション_第1回活動

 4月22日(土)に今出川キャンパス良心館にて小山 隆教授(社会学部)による「読書から始まる知の探究」第1回目の講義が行われました。このセッションは他のセッションと異なり、担当教員からテーマが与えられるのではなく、テーマの設定から、フィールドワーク先の設定、活動行程の作成の他、成果報告会の実施や報告書冊子作製まで塾生が主体となって活動します。3名の修了生もチューターとしてサポートします。

第1回の講義
 まず、講義はセッションに参加する全員の自己紹介から始まりました。1.学部で取り組んでいるテーマ、2.これまでの新島塾の活動の中で得た学び、3.セッションを始めるにあたって言っておきたいこと、の3点を塾生がそれぞれ発表しました。これまで、1年間ともに活動をしてきた仲間たちの意外な一面や想いを知ることができました。今後、議論や活動を重ねていくうえで潤滑油となるような自己紹介であったように思います。その後、今回のセッションの説明が行われました。本セッションでは、問いの設定からフィールドワークの場所・テーマの決定、行程の組み立て、フィールドワークの準備、成果報告書の作成・発表まですべて塾生主導で行います。
 小山先生からは本セッションでは大学生として、自ら問いを立て、調べ、考え、答えを探し、たしかめるというプロセスが求められること。また、それを遂行するために同志社のネットワーク(同志社にいる研究者、当事者、関係者)やブランド力、校友会などとの繋がりといった多くの有形無形の資産を活かすこともできると教わりました。創立者・新島襄の名を冠する新島塾の塾生として何ができるかを考え、実行に移していく姿勢が大事であると感じました。

今後の予定
 第2回目の活動は5月13日(土)に行われます。そこでは、各自が5分間のプレゼンテーションを行います。「1.それぞれの塾生が希望する行き先、2.そこで取り組みたいテーマ、3.その場所で取り組める別のテーマ」についてレポートとして提出し、プレゼンテーションの内容を考えてくることが次回までの課題です。
それをもとに行き先を決定し、テーマを絞っていきます。その後の活動では、テーマごとにグループを作り、グループ学習をして、学習発表を行います。また、フィールドワークに向けて詳細な活動計画の作成や訪問先へのアポイントメントなども行っていきます。

修了生からのアドバイス
 講義の最後に、昨年度のセッションについて小山先生や修了生からアドバイスをいただきました。各々の塾生にはそれぞれ行きたい場所や取り組みたいテーマがあるので、それらを一つに集約するのは難しく、昨年は意見をまとめるのに苦労したそうです。その経験に対して、ある修了生は「別の考えをもつ人の意見を単に否定するのではなく、よりよい着地点を見つけるために理解し合おうという姿勢、分かり合おうとする態度が必要でした。」という反省をしていました。その一方、別の修了生は「意見が割れたことで、皆がそれぞれの土地、テーマについて話し合いを重ね、知識を深めることができた。」と意見がまとまらないことで得られた学びもあったといいます。他にも「最初は、テーマや場所に固執してなかなか話が進まなかったが、なんとか話を進めていった結果、思いがけないことに気づくことがあった。そういう経験が一番大事であると感じた。」「このセッションはテーマをもとに学習や議論を通じ、報告書にまとめるのが本質である。」という意見もありました。
 小山先生からも、同志社の教育理念である「倜儻不羈(てきとうふき)」(才気がすぐれ、独立心が旺盛で、常軌では律しがたいこと)という言葉と、渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」という言葉を使って、これらのバランスが大事なのではないかとのお話がありました。つまり、様々なことに気概をもって取り組む姿勢も大切ですが、現実にはチームで活動しないといけない以上、皆がそれを堅持するばかりでは話が進んでいきません。そこで自分の意見や要望が完全には通らなかったとしても、チームとして決めた範囲の中で倜儻不羈を実践することが大切ということです。
今後、このセッションの中でフィールドワーク先やテーマについて意見が食い違ったり、話がまとまらなくなったりする場面があるかもしれません。より良い活動ができるよう、これらのアドバイスを思い出して全体のバランスをうまくとれるようなリーダーシップを発揮できるように各塾生が取り組んでいきます。

(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のNEWSは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第4期塾生 平山さん(法学部)
関連情報
お問い合わせ先
同志社大学新島塾(事務局 高等研究教育院事務室)
TEL:075-251-3259
FAX:075-251-3152
E-mail:ji-ktken@mail.doshisha.ac.jp
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