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【新島塾】読書から始まる知の探究 服部教授セッション 第4回活動-4

'21年9月15日 更新
前回の記事からの続きです。
前回の記事 その1.はこちらから
前回の記事 その2.はこちらから
前回の記事 その3.はこちらから

 リレートークの終了後は、小グループに分かれて質問を行いました。いくつかのグループで行われた内容をご紹介します。
 大牟田市中央地区地域包括支援センターの生活支援コーディネーター 介護支援専門員の由布様にご質問・お話をさせて頂きました。「認知症の方々全員に個別対応しているのか」という質問をしたところ、「一人一人関わる量・質は違うが、個別対応をしている。」と教えて頂きました。リレートークのVTRを通じ実感しましたが、認知症に関して、『必要な課題に対する担い手が少ない中でも、ネットワーク作りが段々当事者同士でも出来るようになってきている』と教えて頂きました。しかし、男性・若年性認知症に関しては、繋がりが少なく、背景には孤独や寂しさがあるとおっしゃっていました。最近では、色々な繋がり方(オンライン・SNS等)があります。この点を生かし、繋がりたい時に繋がることのできる社会を築き上げるのが重要だと実感しました。

 大牟田市認知症ライフサポート研究会の副代表である猿渡様には、「大牟田の取り組みを評価する際、大牟田市民の方の意識の変化のように抽象的なものをどう評価するのか」という問いに対し、「評価することは難しい。」という回答をいただきました。大牟田市民の意識の変化は実際の活動から読み取れるものの、数値として表すことができないことで、多くの人に活動の成果を伝えることが難しい状態だと考えられます。また、2000年に大牟田市が行った「認知症の人を支えるためには、どうすればいいでしょうか。」というアンケートについても言及がありました。「アンケートの回答者は誰なのか。認知症の方のご家族が行っていることが多く、実際に認知症の方本人の意見が反映されているのか?」という疑問も投げかけられ、本当に認知症の方の意見を取り入れることの難しさと、どうすれば実際の声を取り入れられるか考えさせられる機会となりました。

 皆さん活躍されている現場は違いますが、7名の方々それぞれが目の前にある現場から課題を発見し、解決策を考え、様々な人との連携・協働で解決の糸口を見出し、実現に向けて形にしていく姿を見せて頂きました。業界や職種の壁を越えて、何ができるのかどうしたらできるのか、考えながら関係者をうねりのように巻き込んで物事を動かしていくリーダーであり、ソーシャルイノベーターです。
 きっと誰もが最初から壮大なプランを持っていて実行に移したわけではなく、現状を自分事として捉え、どうにかして変えたいという想いや、自分にできることは何だろう?という小さな問いかけが発端となって、目の前の問題を少しずつ解決してきた結果、現在に繋がっているのではないでしょうか。
 「疑問を持つ → 問いを立てる → 仮説を立てる → まずやってみる → 課題を発見する → ふりかえる → 解決策を考える → またやってみる」というようなサイクルを何度も繰り返し、大きなことを起こしていることが皆さんに共通していることだと思いました。今日お話しいただいた7名の方だけではなく、大牟田氏ではきっと何人もの人たちが同じような想いで日々活動されているのではないでしょうか。それが世代・職種・分野を超えて認知症とともに生きる社会であり、今の大牟田市のリアルな姿なのだと思います。

 最後に塾生全員が「では自分はどういう行動を起こすのか。」を発表しました。小さなことかもしれないと躊躇して踏みとまるのではなく、まず実際に行動を起こしてみること、他人事として傍観するのではなく自分事としてアクションを起こすことが何よりも大事なのだと多くの塾生が気付いたようでした。
 最初に講演いただいた牧嶋様が言われていた1人の100歩より100人の1歩という言葉が思い起こされました。

ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。
次回は、9月16日に振り返りを行います。


(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のNewsは、以下の塾生が主に作成しました。
新島塾第2期塾生 西澤さん(生命医科学部)
新島塾第2期塾生 小林さん(文化情報学部)
新島塾第3期塾生 山本さん(生命医科学部)
前回の記事からの続きです。
前回の記事 その1.はこちらから
前回の記事 その2.はこちらから
前回の記事 その3.はこちらから

 リレートークの終了後は、小グループに分かれて質問を行いました。いくつかのグループで行われた内容をご紹介します。
 大牟田市中央地区地域包括支援センターの生活支援コーディネーター 介護支援専門員の由布様にご質問・お話をさせて頂きました。「認知症の方々全員に個別対応しているのか」という質問をしたところ、「一人一人関わる量・質は違うが、個別対応をしている。」と教えて頂きました。リレートークのVTRを通じ実感しましたが、認知症に関して、『必要な課題に対する担い手が少ない中でも、ネットワーク作りが段々当事者同士でも出来るようになってきている』と教えて頂きました。しかし、男性・若年性認知症に関しては、繋がりが少なく、背景には孤独や寂しさがあるとおっしゃっていました。最近では、色々な繋がり方(オンライン・SNS等)があります。この点を生かし、繋がりたい時に繋がることのできる社会を築き上げるのが重要だと実感しました。

 大牟田市認知症ライフサポート研究会の副代表である猿渡様には、「大牟田の取り組みを評価する際、大牟田市民の方の意識の変化のように抽象的なものをどう評価するのか」という問いに対し、「評価することは難しい。」という回答をいただきました。大牟田市民の意識の変化は実際の活動から読み取れるものの、数値として表すことができないことで、多くの人に活動の成果を伝えることが難しい状態だと考えられます。また、2000年に大牟田市が行った「認知症の人を支えるためには、どうすればいいでしょうか。」というアンケートについても言及がありました。「アンケートの回答者は誰なのか。認知症の方のご家族が行っていることが多く、実際に認知症の方本人の意見が反映されているのか?」という疑問も投げかけられ、本当に認知症の方の意見を取り入れることの難しさと、どうすれば実際の声を取り入れられるか考えさせられる機会となりました。

 皆さん活躍されている現場は違いますが、7名の方々それぞれが目の前にある現場から課題を発見し、解決策を考え、様々な人との連携・協働で解決の糸口を見出し、実現に向けて形にしていく姿を見せて頂きました。業界や職種の壁を越えて、何ができるのかどうしたらできるのか、考えながら関係者をうねりのように巻き込んで物事を動かしていくリーダーであり、ソーシャルイノベーターです。
 きっと誰もが最初から壮大なプランを持っていて実行に移したわけではなく、現状を自分事として捉え、どうにかして変えたいという想いや、自分にできることは何だろう?という小さな問いかけが発端となって、目の前の問題を少しずつ解決してきた結果、現在に繋がっているのではないでしょうか。
 「疑問を持つ → 問いを立てる → 仮説を立てる → まずやってみる → 課題を発見する → ふりかえる → 解決策を考える → またやってみる」というようなサイクルを何度も繰り返し、大きなことを起こしていることが皆さんに共通していることだと思いました。今日お話しいただいた7名の方だけではなく、大牟田氏ではきっと何人もの人たちが同じような想いで日々活動されているのではないでしょうか。それが世代・職種・分野を超えて認知症とともに生きる社会であり、今の大牟田市のリアルな姿なのだと思います。

 最後に塾生全員が「では自分はどういう行動を起こすのか。」を発表しました。小さなことかもしれないと躊躇して踏みとまるのではなく、まず実際に行動を起こしてみること、他人事として傍観するのではなく自分事としてアクションを起こすことが何よりも大事なのだと多くの塾生が気付いたようでした。
 最初に講演いただいた牧嶋様が言われていた1人の100歩より100人の1歩という言葉が思い起こされました。

ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。
次回は、9月16日に振り返りを行います。


(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のNewsは、以下の塾生が主に作成しました。
新島塾第2期塾生 西澤さん(生命医科学部)
新島塾第2期塾生 小林さん(文化情報学部)
新島塾第3期塾生 山本さん(生命医科学部)
関連情報
お問い合わせ先
同志社大学新島塾(事務局 高等研究教育院事務室)
TEL:075-251-3259
FAX:075-251-3152
E-mail:ji-ktken@mail.doshisha.ac.jp
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