同志社大学新島塾

新島塾とは

新島塾の概要

入塾希望者に求める学生像
◆知識・技能
幅広い教養と論理的・批判的思考力の育成に不可欠な広範な基礎学力を有し、専門分野の学びと新島塾の学びを両立できる学生

◆思考力・判断力・表現力
物事を根拠に基づき論理的に思考し、的確な判断のもと自らの言葉によって他者に正確に伝えることのできるコミュニケーション能力を有する学生

◆主体性・多様性・協働性
様々な学問分野への興味関心と新しい課題に積極的に取り組む強い熱意があり、多様な背景を持つ他者と協働して学ぶ姿勢を有する学生
人物養成の指針(各プログラム実施のねらい)
  • 学生時代の早い段階で、課題解決の「解」は1つではなく、複合的視点で考察し、物事の本質を見極める力が不可欠であることを知る。
  • 最善の方向に導くための「解」を見出すには、所属学部の専門領域を超えた幅広い知識や基礎学力の重要性を認識し、教養を高める。
  • 自身の潜在力を顕在化させるには、日々の地道な努力が必要であることを知り、強い「志」や生涯を通して学び続ける姿勢といったリーダーの素養を獲得する。
  • 自身が担うべき役割を的確に判断し、様々な意見を汲み取りながら他者や組織を主体的に最善の方向に導くことができる人物に成長する土台を形成する。
  • 新島塾修了後は、大学の様々な活動の中でリーダーシップを発揮し、他の学生と学びの価値や「志」を共有する。
入塾対象等
入塾学年本学学部2年次生(出願・選考時は学部1年次生)
入塾期間学部2年次春学期から始まる通算1.5年間
※期間終了後の半年間(3年次秋学期)は自主的な活動期間です
定員20名(1学年につき)
*入塾者選抜の結果、入塾資格を与えられた者が5名未満の場合、当該学年へのプログラムは実施いたしません。
*入塾者の追加募集は行いません。
費用原則無料
合宿の宿泊費・食事代やフィールドワーク旅費・宿泊費は大学が負担します。
ただし、以下は入塾者の負担とします。
・同志社びわこリトリートセンター、フィールドワーク発着地までの交通費
・学外活動のうち、個人別・グループ別の活動に伴う交通費や施設利用料等の諸費用
・課題図書、参考図書の購入費用(※)
(※)書籍購入時のレシートと引き換えに購入費用を後日返却します。
修了証
1.5年間の入塾期間を終え、修了要件を満たした塾生には、学長(塾長)から「同志社大学新島塾修了証」を授与します。
特徴

POINT1:新島塾独自のプログラムが受講できます!

塾生だけが学ぶことのできるオリジナルプログラムを提供します。少人数で講義を受け、レポート作成や討論を行い、切磋琢磨しながら学びます。学問分野の壁を超えて幅広く学ぶことで、得た知識を自らの力でつなぎ合わせ、広い視野で物事を判断できる力を養います。

POINT2:潜在力の顕在化に向けた基礎トレーニングです!

学びに対する意欲の高い学生の能力をより伸長させるため、厳しい指導の下、多くの課題をこなし、精神的にも負荷がかかる内容です。これまで新島塾を修了できた塾生は、約3割という厳しくハードなプログラムです。

POINT3:実践の場があります!

3年次秋学期は、新島塾で身に付けた能力やリーダーシップを発揮するための、自発的な活動期間です。あらかじめ用意されたプログラムに参加するのではなく、塾生自身が自由にテーマを設定し、主体的にプロジェクトを企画、運営する「実践の場」です。実施に際しては、新島塾が塾生をサポートします。

POINT4:将来のキャリアを切り拓くことができます!

多くの塾生は、叶えたい夢を持って新島塾の門を叩きます。新島塾で様々な知識を身につけ、多くの経験を積んだ修了生たちは自身のキャリアを主体的に切り拓いています。

新島塾のプログラムに関する詳細は 「プログラムの構成」 ページ を参照ください。
必修プログラム講師(敬称略、順不同)

読書から始まる知の探究(2022年度実績)

[春学期開始]
氏名 所属テーマ
新  茂之文学部教授 レポートの型を学ぶ(4期生)
服部 篤子政策学部教授 都市の持続性を考える 自然、災害、アートを手掛かりに
(3期生・4期生合同)
小山 隆 社会学部教授 グループ学習を通したフィールドワークの実施(3期生)
[秋学期開始]
林田 明理工学部教授 自然災害の記録を探る-現在は過去の鍵,過去は未来の鍵
(3期生・4期生合同)
塾生企画塾生が取り上げたいテーマを検討し、塾生自らが当該分野を専門とする本学専任教員に
講師を依頼する(3期生・4期生合同)

合宿で鍛える知的基礎体力(2022年度実績)

植木 朝子同志社大学長、新島塾塾長、文学部教授
東畑 開人臨床心理士、公認心理師 、白金高輪カウンセリングルーム主宰
佐藤 優神学部客員教授、作家、元外交官、同志社大学特別顧問(東京担当)
渡辺 政隆生命医科学部特別客員教授、翻訳家、サイエンスライター、
多久和 英樹理工学部教授
後藤 琢也理工学部教授、学長補佐

リーダーに学ぶ徳力の涵養(2022年度実績)

石合 力高等研究教育院客員教授、朝日新聞社大阪本社編集局編集委員