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ALL DOSHISHA 教育推進プログラム

2020年度 採択プログラム

国際ビジネス教育の展開 ―多文化共生時代のビジネス・マインド―

国際ビジネス教育の展開 ―多文化共生時代のビジネス・マインド―

事業者(学部・研究科)

商学部

概念図

ブレンディッド授業の目的

概要

 本計画は、本学における海外渡航による学びの経験を持つ学生を増やすための取組みの一環として、現在商学部で実施している海外ビジネスⅡ(米国ロサンゼルスを拠点としたもの)を継続的に実施するとともに、さらにヨーロッパ及びアジアでのプログラムを開設するための調査・試行を行うものである。
 プログラムは、本学の今出川キャンパスにおける事前学習、夏期休暇中の海外での実地研修および帰国後の事後学習から構成される。新設プログラムは、まずテュービンゲン大学EUキャンパスをベースとしたドイツでの現地実習を組み合わせる予定である。
 2020年度は既存の米国のプログラムを、2021年度以降は米国のプログラムとドイツのプログラムの両方を開設する。米国での海外ビジネスⅡの実施経験を踏まえ、新設するドイツのプログラムは、現地実習場所や講師等の選定・手配に十分時間をかけて準備する必要があるため、2021年度開設の予定である。
 また、アジア地域でも同様のプログラムを展開し、さらなるグローバルマインドを持つ人物を養成することも視野に入れている。
 本計画により、同志社の卒業生として世界に雄飛できるような志を醸成することを目的としたい。

全体像・達成目標

 従来の海外渡航による学びの経験は、語学研修が中心であったが、商学部が2014年度から実施している「海外ビジネスⅡ」という科目は海外におけるビジネスの場の体験やビジネスパーソンとの交流、現地大学の大学生との交流を通じて、その地域の文化や習慣、ビジネスのノウハウの差異などを経験するプログラムとなっている。
 現在、商学部では、以上のような「海外ビジネスⅡ」という授業プログラムを、米国ロサンゼルスを中心に行っている。今回、これに加えて、ヨーロッパでの体験を持たせることを目的としたプログラムを立ち上げ、拠点としてテュービンゲン大学EUキャンパスを活用することとした。
 授業の計画は、まず春学期に毎週1回の講義で事前学習を行う。ヨーロッパとドイツに関する基礎知識、日本の同志社キャンパスに留学しているテュービンゲン大学の学生との意見交換、日独協会の協力を得て訪日しているドイツ人やヨーロッパでの勤務経験がある日本人ビジネスパーソンの講演と意見交換、現地で見学する予定の企業と同業種の日本企業の見学などを行い、その後夏期休暇中にテュービンゲン大学EUキャンパスに滞在する。
 テュービンゲン大学では、1)現地に進出している日本企業の方の講演と意見交換、2)現地の企業で働く日本人の方の講演と意見交換、3)テュービンゲン大学の学生との意見交換、4)シュツットガルト周辺の企業見学、などを体験させる。
 ロサンゼルスにおける海外ビジネスⅡの実施経験を踏まえ、見学箇所やヒアリングなどについて十分時間をかけて準備するため、授業の開始を2021年度に設定している。
 このプログラムでは、日ごろアメリカの情報や文化に接することが多い日本の学生に、ヨーロッパでの生活や情報に接する場を提供し、欧米アジアの多極的な視点をもち、同志社の卒業生として世界に雄飛できるような志を醸成するきっかけとなるような内容を盛り込むこととする。
 2014年度から実施している海外ビジネス科目設置の目的としては、海外におけるビジネス(特に日系企業)の現状について、現地での聞き取り調査や現地の学生との交流を通じて、海外で働くということのイメージや海外におけるコミュニケーションの実際を、学生時代から体験することが挙げられる。
 日本企業は現在グローバルな事業展開を行っており、卒業後にビジネスパーソンとなった場合海外に派遣されて現地ビジネスに携わる可能性が高いが、海外留学経験がある学生でも、海外で働くことをイメージできるものは少ない。そのため、海外でのビジネス(特に日系企業)の現状について実際に現地に赴き、現地でのビジネス(特に日系企業)の現状について深く理解することが有益であったと考えられる。科目履修者は毎年50名定員のところに約2倍の受講希望者が継続しており、履修後の感想でも十分な成果が得られ満足したという声が多い。実際に現地に向かい、現場の人々とコミュニケーションをとる機会を得ることは重要で成果も大きいという手ごたえをえている。
 現在実施しているロサンゼルスの海外ビジネスⅡでは、事前学習にも力を入れており、日系企業の海外進出の現状、日本とアメリカの商業慣習および文化の違いについての基礎的調査(グループ作業)を行ったうえで現地に赴き、アメリカ文化に直接触れるとともに、ロサンゼルス事業を行っている企業および働いている人(日本企業の駐在員、現地企業において雇用されている社員)に関する聞き取り調査を通じて、日本企業が海外進出の現状および海外において働く意味について深く洞察できることをめざしている。
 今回、ヨーロッパへの展開を図ることにより、希望者を全員履修させることが可能となると同時に、ヨーロッパへも展開することにより、よりグローバルな視点を醸成することが可能になり、商学部の教員でドイツ留学経験のあるもの(6名ほど)の知識や見識も活用することができると考えられる。
アメリカ一辺倒でない幅広い体験と知識を身につけ、さらに東南アジアへの展開も視野に入れる。