同志社大学新島塾
「●●さんに聞いてみた-現役塾生」
「新島塾」ってどんなところ?どんな活動が印象深い?
何人かの塾生にインタビューを実施し、それぞれの言葉で語ってもらいました。
自分を超えることができる環境
私は文理の壁を超えた総合値の獲得や「問い」を自分たちで設定し解決策を考え実践できることに魅力を感じて新島塾に出願しました。実際に参加してみると、学部が異なる学生で構成されており、自分が興味を持つ専門分野も学べることを知りました。
入塾して最初の頃は、今までぶつかったことのない壁が常にあり、超えるために模索をする毎日でした。
グループ・ディスカッションでは、周囲の知識量に圧倒され、幅広い分野の課題図書を基に扱うテーマに対して、複合的な視点で考えることができませんでした。
そんな中、自分の壁を超えるための方法が新島塾の中にあることに気付きました。例えば、必修プログラム以外にも、さらに学ぶ意欲を持つ塾生が主体となって企画し、様々な先生の協力のもと実施している「読書クラス」「文章表現力向上クラス」があります。前者では「グランゼコールの教科書」を通じてフランスのエリート層が持つ基礎知識を、後者では人に伝わる文章構成について学びました。その過程で、徐々に自分自身の中で学びの手法が確立されていき、最初は興味が湧かなかった分野でも、思い切って挑戦してみることで「さらに知りたい」と興味を持てるようになりました。
新島塾は学部だけでは体験できない知的刺激に溢れています。そして、新島塾はなんと言っても「機会」に恵まれています。入塾しなければ決して会うことができなかった素晴らしい方々に出会えた貴重な経験ができました。私は、入塾して良かったと心から思います。
(新島塾第6期生・社会学部)
仲間と学び合える環境
私が新島塾に入塾した理由は2つあります。
1つ目は、自分の学部以外の学問にも興味があったからです。私は知的好奇心が強く、さまざまな学問について触れてみたいという思いがありました。実際に新島塾ではさまざまな学問を扱っています。私は入塾してから国文学や神学、経営学、地政学等の世界を覗きました。どれも刺激的で、自分の視野が広がったように思います。
2つ目は、仲間を見つけるためです。大学生になって遊ぶのが楽しい友達はできましたが、一緒に学び、互いに高め合うことのできる仲間はできませんでした。新島塾の体験参加をした際に勉強意欲が高く、積極的に発言する先輩の姿を目にし、新島塾で私の理想とする仲間に出会うことができるのではないかと思いました。入塾するまでは他の塾生と仲良くなれるのか不安もありましたが、ワークショップや臨地研修、3泊4日の夏合宿などを通して徐々に仲良くなることができました。いつしか私の中で塾生は友達とは違う、切磋琢磨できる仲間だと思えるようになりました。塾生はそれぞれ学部が違うので、自分の専攻を担当して勉強を教え合うこともあります。
私は新島塾に入塾できて、そして一生物の仲間に出会えて、本当に幸せだと感じます。勉強できる環境に感謝しながら、これからも仲間とともに貪欲に学び、将来社会に恩返しできるよう精進します。
(新島塾第6期生・経済学部)
様々なリーダーの在り方を学んだ
「人前に立つことが苦手で、発言すること=恥であると考えている。そのため、リーダーシップを取ることなどもってのほか。」それが、入塾前の私の姿です。しかし、現在も自身の課題を改善できるように努力を重ねている段階ですが、新島塾の活動を通して大きく変わることができたと自負しています。このように変わる契機となった新島塾の活動は主に二つあります。
一つ目は、学問分野の壁を超えたディスカッションです。塾生が自分の意見を積極的に伝える姿を見て、発言することは恥ずかしいことではなく格好良いことであると痛切に実感しました。それを機に、少しでも不明瞭に感じた点は積極的に質問したり、拙いながらも自分の意見を公言したりできるようになりました。また、複眼的な視点で物事を捉えられる様になった点に成長を感じています。
二つ目は、リーダーシップ論のセッションです。本セッションを通して様々なリーダーの在り方を学んだことで、私にもリーダーの役割を担うことができるのだと気づきました。この気づきを活かし、講義内で行われるグループ発表の際に自らリーダーに立候補しました。かつて自分がそうであったことから、意見を主張できない人の気持ちが理解できるという強みを活かし、話しやすい雰囲気作りを心掛けることや積極的に意見を主張できない人には個別に意見を聞きに行く機会を設けるなどといった自分なりのリーダーシップを発揮し、リーダーの役割を務めることができました。今後も愚直に自己研鑽に励み、周囲の人を笑顔にすることを通して社会貢献できる人物になれるように尽力します。
(新島塾第5期生・社会学部)
新たな視点や知識を共有・補完し合うことができる
解決策を導き出すことだけにとどまらず、問題意識を持って『問い』を新たに創り出すことのできる人物になりたいと考えていた時に、多学部の学生で構成され、専攻分野のみならず文理横断的な総合知の獲得を目的としている新島塾の存在を知り出願しました。
新島塾で学び始めてから半年が経ちますが、新島塾はただの課外活動の場にとどまらず、生涯の友との出会いの場であるように感じています。また、文理の垣根を超えて多様な視点から学びを追究することができる点や、学年を問わずすべての塾生が対等に議論できる環境が整っており新たな視点や知識を共有・補完し合うことのできる点が新島塾の特徴として挙げられると思います。新島塾での学びの経験がもたらした変化として、勉学への取り組み方があります。講義や期末レポートで問いや事象について考察する際、一つの学問分野に縛られず、異なる複数の視点からアプローチするようになったり、与えられた情報や意見を鵜呑みにすることなく異なる「解」はないか、「問題の本質はどこにあるのか」と批判的に思考したりするように変化しました。
派遣留学に行くため1年間ほど新島塾の活動に参加できませんが、帰国後に活動を再開します。留学先でも新島塾での学びを忘れることなく自己研鑽に努めてまいります。
(新島塾第5期生・グローバル地域文化学部)
(募集期間2024年11月22日~2025年1月7日17:00)
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