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【新島塾】「読書から始まる知の探究」服部先生セッション第3回活動

'22年6月7日 更新
同志社大学新島塾「読書から始まる知の探究」第3回活動

5月28日(土)3講時~4講時に、服部篤子教授(政策学部)による「読書から始まる知の探究」セッション(2期生・3期生合同)の第3回学習が今出川キャンパスで行われました。このセッションでは、4月に実施された福島へのフィールドリサーチや2冊の課題図書を参考に、都市の持続性について考えています。

前回の活動では、第1課題図書である『経済の本質-自然から学ぶ』(ジェイン・ジェイコブス 著)の第1章から第4章について論点整理を行いました。第5章以降についてグループ内で論点整理を行い、オンラインで全体共有しておくことが、第3回学習までに課された事前課題でした。また、事前に第2課題図書である『素手のふるまい-芸術で社会をひらく』(鷲田清一 著)を精読し、印象に残った箇所やこれまで論じてきた点で参考になる箇所について、各自で発表資料を作成したうえで、今回の学習に臨みました。

3講時は、第1課題図書の第5章から第7章について、グループごとに話し合ったことを共有しました。第6章では「競争」というキーワードが出てきました。巨大な商業施設によって生じたシャッター街など、現実社会にある競争によってもたらされた負の側面を見たグループがありました。その一方で、第1課題図書に書かれていたように、競争によって、資源の独占による環境破壊を防ぐことができると考えたグループもありました。その後、それまでの話し合いを踏まえ、各グループで第1課題図書全体を通じて、何を考え、議論していきたいかを話し合い、全体で共有を行いました。私のグループは、本書の中で経済の発展・拡大を生み出すとされていた「多様性」というキーワードに注目し、「『多様性』を生み出すきっかけはどうすれば作れるのか。福島県と繋げて考え、原子力発電は多様性を生み出すきっかけとなっていたのか、福島県には多様性は存在していたのか又は存在しているのか、そしてこれから求められる多様性とは何か。」ということを問いとして挙げました。

4講時は、第2課題図書について、各自で事前に作成した資料を用いて個人が発表しました。本書は、アートとは何かを模索するとともに、アートがつくる新たな社会性について論じたものです。発表では、本書の中で述べられていた「わからなさ」が人との繋がりを創ると考え、コミュニティに注目した塾生や、「わからなさ」が多様性を生み出したと考え、持続可能性と関連付けた塾生など、本書の言葉をヒントに多様な考えが出ました。そのような多様な観点から、今後の発表につながる糸口が見つかったように思います。今回の学習で行えなかった第2課題図書の意見交換は、次回の学習日に行います。

4講時終了後に、新島塾を修了した2期生の先輩が来てくださり、塾生プログラムについてお話を伺いました。前年の服部先生セッション終了後、セッション内で得た学びから世代を越えた交流の場を設けることを目的とした塾生プログラムが企画されました。先輩には、その塾生プログラムの内容や経緯、企画を進める中で苦労した点などをお話ししていただき、セッションでの学びの活用の仕方として、教えていただきました。

次回のセッションは6月18日(土)に行われます。これまでの学習で話し合ったことを踏まえ、何を問いとし、明らかにしていきたいかを考え、各自中間レポートを作成し、ポスター発表を行います。

今回の学習では、第2課題図書について各自発表資料を作成し、オンラインで共有することが事前課題となっていましたが、発表資料を作成していない人や、発表資料を提出せず口頭で発表を行う人がいるなど、事前課題として要求されている水準を満たしていない塾生が複数いました。それにより時間が超過したことで予定されていた第2課題図書の意見交換が行えず、服部教授に準備の甘さを厳しく指摘されました。次回の学習では、第2課題図書の意見交換に向けた論点整理や、中間レポートの作成と締切日までの提出を行い、より積極的な議論を目指します。
(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のNEWSは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第3期塾生 島村さん(心理学部)
新島塾第4期塾生 田中さん(文学部)
新島塾第4期塾生 武田さん(法学部)
新島塾第4期塾生 石黒さん(法学部)
同志社大学新島塾「読書から始まる知の探究」第3回活動

5月28日(土)3講時~4講時に、服部篤子教授(政策学部)による「読書から始まる知の探究」セッション(2期生・3期生合同)の第3回学習が今出川キャンパスで行われました。このセッションでは、4月に実施された福島へのフィールドリサーチや2冊の課題図書を参考に、都市の持続性について考えています。

前回の活動では、第1課題図書である『経済の本質-自然から学ぶ』(ジェイン・ジェイコブス 著)の第1章から第4章について論点整理を行いました。第5章以降についてグループ内で論点整理を行い、オンラインで全体共有しておくことが、第3回学習までに課された事前課題でした。また、事前に第2課題図書である『素手のふるまい-芸術で社会をひらく』(鷲田清一 著)を精読し、印象に残った箇所やこれまで論じてきた点で参考になる箇所について、各自で発表資料を作成したうえで、今回の学習に臨みました。

3講時は、第1課題図書の第5章から第7章について、グループごとに話し合ったことを共有しました。第6章では「競争」というキーワードが出てきました。巨大な商業施設によって生じたシャッター街など、現実社会にある競争によってもたらされた負の側面を見たグループがありました。その一方で、第1課題図書に書かれていたように、競争によって、資源の独占による環境破壊を防ぐことができると考えたグループもありました。その後、それまでの話し合いを踏まえ、各グループで第1課題図書全体を通じて、何を考え、議論していきたいかを話し合い、全体で共有を行いました。私のグループは、本書の中で経済の発展・拡大を生み出すとされていた「多様性」というキーワードに注目し、「『多様性』を生み出すきっかけはどうすれば作れるのか。福島県と繋げて考え、原子力発電は多様性を生み出すきっかけとなっていたのか、福島県には多様性は存在していたのか又は存在しているのか、そしてこれから求められる多様性とは何か。」ということを問いとして挙げました。

4講時は、第2課題図書について、各自で事前に作成した資料を用いて個人が発表しました。本書は、アートとは何かを模索するとともに、アートがつくる新たな社会性について論じたものです。発表では、本書の中で述べられていた「わからなさ」が人との繋がりを創ると考え、コミュニティに注目した塾生や、「わからなさ」が多様性を生み出したと考え、持続可能性と関連付けた塾生など、本書の言葉をヒントに多様な考えが出ました。そのような多様な観点から、今後の発表につながる糸口が見つかったように思います。今回の学習で行えなかった第2課題図書の意見交換は、次回の学習日に行います。

4講時終了後に、新島塾を修了した2期生の先輩が来てくださり、塾生プログラムについてお話を伺いました。前年の服部先生セッション終了後、セッション内で得た学びから世代を越えた交流の場を設けることを目的とした塾生プログラムが企画されました。先輩には、その塾生プログラムの内容や経緯、企画を進める中で苦労した点などをお話ししていただき、セッションでの学びの活用の仕方として、教えていただきました。

次回のセッションは6月18日(土)に行われます。これまでの学習で話し合ったことを踏まえ、何を問いとし、明らかにしていきたいかを考え、各自中間レポートを作成し、ポスター発表を行います。

今回の学習では、第2課題図書について各自発表資料を作成し、オンラインで共有することが事前課題となっていましたが、発表資料を作成していない人や、発表資料を提出せず口頭で発表を行う人がいるなど、事前課題として要求されている水準を満たしていない塾生が複数いました。それにより時間が超過したことで予定されていた第2課題図書の意見交換が行えず、服部教授に準備の甘さを厳しく指摘されました。次回の学習では、第2課題図書の意見交換に向けた論点整理や、中間レポートの作成と締切日までの提出を行い、より積極的な議論を目指します。
(事務局・高等研究教育院事務室)
今回のNEWSは、以下の塾生が作成しました。
新島塾第3期塾生 島村さん(心理学部)
新島塾第4期塾生 田中さん(文学部)
新島塾第4期塾生 武田さん(法学部)
新島塾第4期塾生 石黒さん(法学部)
関連情報
お問い合わせ先
同志社大学新島塾(事務局 高等研究教育院事務室)
TEL:075-251-3259
FAX:075-251-3152
E-mail:ji-ktken@mail.doshisha.ac.jp
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